お出掛け 北海道(羅臼、知床、屈斜路湖):3日目(知床クルーズ編)


19:00前にテントでゴロリンしちゃったら、夜中に目覚めないはずがないよね。てなわけで01:45にむっくり起き出して、一人熊の湯へと。テントの奥に陣取っていて、A隊長を乗り越えて出たのだけれど、交互に爆睡していて目覚めさせることなく脱出。テクテク歩いてやって来ましたよ。誰も居なくて貸し切り!



色々と注意書きありましたよ。



一人貸し切り温泉を堪能して再びテントにzzz。何度か目覚めながらも爆睡してしまって、朝の07:00頃。周りも色々と騒がしいので、起きて朝食をとることに。モグモグと朝食終えて、撤収しようと車に荷物を運んでいると、誰も居なくなったテントから荷物が奪われた!烏が目ざとく見ていてゴミ袋をあさっていましたわ。A隊長のカップラーメン容器をくわえて飛び立ったのだけれど、何もないのに気付いたかポトリ落としましたわ。



本日のイベントは知床クルーズでクジラやシャチをウォッチングしちゃおうというもの。当初は興味なくパスしていたんだけれども、クルーズでシャチの背びれなんかを間近に見ている映像見かけて、これだったら観てみたい!てな感じで企画に組み込んだよ。さてさて、クジラとシャチに出会えるんだろうか???



道の駅にてお土産屋さんをチラリ。ここのおじさんが、とても気前良く、カニの足にウニを試食させてくれたよっ!クルーズの手続きあるので、また後でと言っていたのだけれど、結局戻ることなく…。おじさん、ごめんなさい!



で、道の駅を出て向かったのは、観光船はまなす。最初に申し込もうとした知床ネイチャークルーズは全然空きがなく、ネットでたまたま空きがあったと思って申し込んだら、やっぱり駄目だった~と(おいおい、ネットで受け付けないでよ)。知床ネイチャークルーズより駄目でしたメールとともに紹介されたのが、観光船はまなす。んなら、民宿とセットで泊まろうとしたのだけれど、そちらは満室だったよ。まぁ、結局はテント泊で全然OKだったけれどもねっ。



A隊長が準備を始めたよ。ダウンジャケットに更に重ね着しますかっ!←でも、これ正解だったよ。外に出て風を長時間うけてると寒くなるっ。



さてとで、乗船場所へと。2つの会社の船が停泊。自分たちの申し込み会社は奥の方みたいだぞ。



全員乗車したためか、予定の09:00を待たずに、08:40頃に出航でしたわ。さてさて、どうなるか!?



最初は、かなりガスっていたのだけれど、徐々にクリアになってきたよっ!自分たちは2階の席から様子を見ていたのだけれど、(当然ながら)直に風が当たってちょと寒い。最初の時点でちょと寒いので、これが時間経つうちにボディーブローのように効いてくるんだな(汗)。乗船スタッフは2階と3階に構えて双眼鏡でクジラやらシャチやらイルカを探す!



クジラやシャチは現れないけれど、前方にはハシボソミズナギドリがバサバサバサ~と勢い付けて飛び立っていく。この鳥、タスマニアからはるばる飛んでくるんだとか。そんでもって、飛び立つときはバサバサバサ~と勢い付けないと飛べないんだってさ。そして、魚を食べ過ぎて重くなると、飛び立てなくなることもあるんだとか。



そうこう、前方にイシイルカが居ます!と言うことで、海面を見るけれど、何かがちゃぽんとしている感じで…。このイシイルカは海面に高くジャンプすることが出来ず、海面を背びれをチラリ見せる程度で泳ぎ進むんだとか…。そんな泳法のため、海面にはV字の波がたつんだってさ(「ふ、ふ~ん…」ですよ)。



暫くハシボソミズナギドリの姿しか見ることできず、1時間30分をまわった頃だろうか、2階で海風うけて、身体が冷えてきてしまったよ。向こうに見えるのは別会社のクルーズ船。情報は別会社ながら各船で共有していて、どこかしらで見つけたら、そちらに集まるという作戦をとっているみたい。



寒さで船内に入って(寒くない!)、置いてあったカタログを眺めてみた。



途中で、探索していてお姉さんがパネル説明。本日見えたのは、本当チラリだけのイシイルカとハシボソミズナギドリだけでしたわ…。



この辺が観られたらgood!だったんだけれども。



こちら、マッコウクジラの歯なんだとか。大きいものは1つで2kgにもなるという、本当ですか!?



再び現れたイシイルカ。船内からチラリ&パチリしましたよ。イシイルカいうても、あんな感じで水しぶきが見られる位ですからね…。全然、ありがたくもないですよ。ヽ(`Д´)ノプンプン



クルーズ終えて帰って来ましたわ。上手くいけば、こんな風景が見られたのかな…。A隊長と、『お値段、高くついたクルーズでしたね…』と。




クルーズで大分体が冷えてしまったよ。元々行こうと考えていたので、ちょうど良いわと北にある温泉目指して車を走らせるのだけれど、30分程も掛かるというナビ案内で、意外と距離ありましたよ。



相変わらずのガスっぷりな景色の中、最初に辿り着いたのはセセキ温泉。こちらは満潮の時は入れないとあったけれど、今は…入れるのかな?良く分からないし、めちゃめちゃオープン状態なのでパス!



更に北上した所にある相泊温泉。こちらは潮の満ち引き関係なくいつでも大丈夫!さらにテントも張ってあって、着替えもバッチリだよ!



早速行ってみた。貸し切りですよ。



ぱぱぱと、服を脱いで。ありゃっと、あちらこちらに昆布が。昆布出汁が取れてるお風呂に違いない!お肌すべすべになるかな?



しかし、お風呂がメッチャ熱かった!こりゃ無理!とすぐさま上がったのだけれども、よくよく見たら、奥に水の蛇口が。こちらの水で温度管理するのか~と、A隊長は水を入れて温まっていたけれど、自分は既に十分ですわ…と、一瞬だけ浸かってすぐさまお風呂を出るのであった。烏の行水と言うか、しゃぶしゃぶレベルでの入浴でしたよ。



着替えて上で待っていると、A隊長も出てきましたよ。ついでに、オホーツクの海を眺めておりましたわ。



ついでなので、道がある所まで北上してみましたよ。最終的には私有地?へと辿りつき、そこでUターンさせてもらって引き返すことに。そちらでは車に載せ込んだカヤックの方が。海伝いで北上していたのかな。羨ましいわ~、シーカヤックも楽しみたいところだよ。



再び羅臼の街に戻って来て、お昼をどうしようかなと。適当な所を見つけて向かってみた。お店は「純の番屋」とな。



こんな感じの店内。今回は、あれにしちゃおうかな!



そう、ウニイクラ丼!美味しそうだわ~。生ガキはA隊長のモノが乗っていただけで、撮影後に引き渡し。ウニイクラ丼!美味しそうだわ~。食べてみて、やっぱり美味しいよ!




昼食を終えたので、明日に備えてキャンプ地へと向かうことにした。途中、個人的な興味で行きたいところがあって迂回することにした。向かった先は第一幾品川橋梁(越川橋梁)。


1939年(昭和14年)、越川駅 - 上越川駅間の国有鉄道根北線の橋梁として建設が開始される。周囲数 km四方に民家すらない北海道の山間奥地に作られた、全長147 m、最大地上高21.6 m、軌道の勾配25パーミルの10連コンクリートアーチ橋である。戦時体制下の鋼材不足のため、鉄筋は使われていない。多くのタコ部屋労働者が使役され、11人の者が命を落とした。

1941年(昭和16年)には太平洋戦争の影響による物資欠乏のため根北線の建設は中断される。越川橋梁はほぼ完成した状況にあったが、戦後になっても根北線の越川より根室標津方が開通することのないまま、1970年(昭和45年)に根北線自体が廃止され、結果として一度も使用されることはなかった。

1973年(昭和48年)、旧根北線のルートと並行する国道244号の拡張工事の際、支障する橋脚2本が撤去されたが、残りの部分は健在である。1998年(平成10年)に国の登録有形文化財に登録された。



プレートが貼ってありました。登録有形文化財となってます。木々が邪魔して、全景はあまり良く見えず…。




お次で向かったのは麦香房なるパン屋さん。さっきの第一幾品川橋梁(越川橋梁)からだと通り道になるので、寄るしかないよねと(自分だけが思ったのだけれど)。そして、パン屋さんは今日がお休みの日でないことは確認済み!なのに行ってみると…、お休みじゃと~!?



ガックシとお店を後にして目的地の屈斜路湖方面に向けると、何かのイベントが開催されてました。通り過ぎようとしたら、A隊長が『パン屋さんはここに来てるんじゃないのか?』。なるほど!確かに! 『A隊長、冴えてますね!』と言うと、『伊達に歳とってないよ!』と。



早速寄ってみた。



あそこに見えるは!でしたよ。居た~!さっきは貼り紙を良くて見ていなかったけれど、あそこには「臨時休業でこちらに来ている」旨記載されていたんだろうなぁと。明日の朝食用にパンをいくつか購入。



A隊長は隣のブースで売られていたサクランボを購入しておりましたわ。



で、車を走らせて、そうこう和琴半島湖畔キャンプ場へと到着。途中でコンビニでも寄ろうとしたのだけれど、屈斜路湖付近まで来ると、そんなお店も無く。屈斜路湖ってば、結構町から離れた場所にあるんすな。つまり、晩御飯を仕入れ損ねた~。と言う訳で、キャンプ場への受付がてら、何か買えるものはないかなぁと。



カップラーメンや酒とつまみにお菓子程度しかないわ~。あらららら。



ちなみに、キャンプ場から歩いて1分程、目視もできる場所に無料の和琴温泉があるんだってさ(やったー!)。受付のおばちゃんが案内してくれて(と言っても小屋から出て)、『ほら、あそこに人が見えるでしょ』と。ちなみに、和琴では、宿泊した和琴半島湖畔キャンプ場と、お隣に和琴野営場があって、どう違うんだろうと。両方行って確認してみたところ、和琴野営場は公営のキャンプ場でしたよ。公営が1000円/人で、民間が450円/人でしたよ。公営は綺麗ではあったけれど、湖畔を眺めるということが出来ないし、お高いしで、迷うこともなく民間をチョイス!



安いと言っても…、民間の方の設備はと言うと。



こんな感じで、十分に綺麗であったよ。しかも、24時間利用できますわ(当然か)。



夜は電灯が点くと言っていたけれど、明るいうちに温泉へとやって来た。地元の人が日々入浴で使っている感じ。ちなみに、湯船に入ると、海近くのためか、藻(?)が浮いてくる~。静かに入浴しないとね。



お風呂を上がったら晩御飯の時間。仕入れ損ねたけれど、まぁ、旅行中に一度くらいはビールにつまみで済ませる晩御飯があっても良いよねと。前日に仕入れた残り物と、A隊長が売店で買ってきた缶詰を晩御飯にCLASSICビールをゴクゴク。そう言えば、あそこで買っていたサクランボもあったね!と、こちらもモグモグ。



湖畔を眺めながらのキャンプって、良いね~と。モグモグして、ゴクゴクして19:30にはゴロリとして、段々と瞼がzzz。