お出掛け 北海道(羅臼、知床、屈斜路湖):3日目(知床クルーズ編) |
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1939年(昭和14年)、越川駅 -
上越川駅間の国有鉄道根北線の橋梁として建設が開始される。周囲数 km四方に民家すらない北海道の山間奥地に作られた、全長147 m、最大地上高21.6
m、軌道の勾配25パーミルの10連コンクリートアーチ橋である。戦時体制下の鋼材不足のため、鉄筋は使われていない。多くのタコ部屋労働者が使役され、11人の者が命を落とした。 1941年(昭和16年)には太平洋戦争の影響による物資欠乏のため根北線の建設は中断される。越川橋梁はほぼ完成した状況にあったが、戦後になっても根北線の越川より根室標津方が開通することのないまま、1970年(昭和45年)に根北線自体が廃止され、結果として一度も使用されることはなかった。 1973年(昭和48年)、旧根北線のルートと並行する国道244号の拡張工事の際、支障する橋脚2本が撤去されたが、残りの部分は健在である。1998年(平成10年)に国の登録有形文化財に登録された。 |
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