参加のススメ 『アートテラー・とに~が選ぶ 2020年展覧会ベスト10』


『出掛けられないこんな世の中だから、Zoom♪』←これ、『言いたいことも言えないこんな世の中じゃ Poisn♪』てな感じで。そんな気持ちで参加しましたよ、とに~さんのZoomイベント『アートテラー・とに~が選ぶ 2020年展覧会ベスト10』へと。


プレゼン使用の画像を開示して良いのか駄目なのか分からなかったので、一部画像は画質劣化させての掲載です。パンフレット的に開示されているもの、写真撮影自由の作品は、画質劣化させることなく掲載です。



 
第10位はこちら、ポーラ美術館で開催されていた『モネとマティス もうひとつの楽園』 でした。モネとマティスの作品展示は、これまでなく、初共演とのこと。


 
モネと一緒に写真を撮ることができるという学芸員さんもお勧めのパネル写真と、マティスの部屋で写真を撮ることができるパネル写真だそうです。


こちらの展示会は海外から作品を集める予定が、このご時世で集めることができなかったんだとか。で、急きょ国内から作品をかき集めたおかげで、8月段階では結構集まって来て、国内でもなかなかの作品があるのねと感心したんだそうです。

なお、海外の美術館からの貸し出しについて、貸出元の国よって対応が異なるとのこと。被害の大きなイタリアの作品は輸送もかなわないのだけれども、イギリス、フランス、アメリカについては美術品だけの輸送は対応できるようになってきたとのこと。マティスの作品も7月だっけかな、届いたんだとか。他、ドイツも輸送には応じてもらえそうなんだとか。

そんな訳で、カラバッジョ展も中止になっちゃったんだとか(カラバッジョ作品はイタリアからの作品輸送)。こうした流れを経ての開催が、2020年らしかったと言うことで、第10位にランクインさせましたとさ。




 
第9位は、東京国立博物館の『桃山 天下人の100年』でした。桃山文化にフォーカスした作品の数々。桃山文化を代表する武将と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と言った武将の作品があったとのこと。国宝がかなり沢山あって、見応えあり!だったそうです。




貴重な金屏風なんかも展示されていたんだとか。そして、話題となったのは入場料が2400円になったと言うことで、業界でも『ついに来たか』と言われた金額なんだとか。でも、コロナ対策で入館者を絞ることもあり、価格改定は致し方ないんだとか。今後は他の美術展でも価格改定はあるのではと。なお、金屏風以外にも、価値ある作品(幻のと言われる程)が展示されていたんだとか。



ちなみに、さらりとフランシスコ・ザビエル像もあったりなんだとか。こちら、教科書ではトリミングされた形で掲載されているのだけれど、実際にはこんな構図の肖像画なんですね。





 
悩んだ結果、東京都美術館で開催された『ハマスホイとデンマーク絵画』を選んだとのこと。開催終了3月26日予定になる前の2月29日に、コロナによる影響で休館して、そのまま途中終了してしまったんだとか。美術展の終盤で訪れる人が多いことから、行けなかった人も多かったのでは、という展示だったそうです。


なお、右側の写真で描かれている左側の容器が、展覧会にやって来て展示されていたんだとか。ハマスホイが使っていた容器ではと言われているんだとか。ハマスホイは、「北欧のフェルメール」なんて言われているけれど、とに~さんは、その作品にサスペンス的なものを感じたんだとか。火曜サスペンス劇場的な、だそうです。


こちらの展覧会ではグッズも色々と取り揃えられていたとのこと。それで、途中終了してしまったこともあり、こちらのグッズはオンラインでも販売されたとか。今後は、グッズがオンラインで販売されることも増えるかもしれないねと。職人さんに作ってもらった、こだわりのグッズもあるんだとか。





 
第7位は、再び東京都美術館の『The UKIYO-E 2020 日本三大浮世絵コレクション』 でした。これはもう、東京オリンピックを意識しての開催期間だったとのこと(7月23日~9月22日)。展覧会名も英字ですからね。


浮世絵は、1回展示されると1年間は展示しないというお約束的なものがあるんだとか(作品の劣化防止で)。なので出し惜しみが出てしまいそうな浮世絵という作品ながら、3つの美術館(博物館)が気合を入れて名品と言われる展示品を惜しみなく出してきたんだとか。また、会場は壁の仕切りが一筆書きの様に配列されていて、壁に沿ってくと全作品を観終えられるようになっていて、かつ、密集も避けることができるという作りなんだとか(ほぇ~、凄いわ)。コロナが生んだ会場になっていたんだそうな。

本展覧会は、質、量ともに日本の三大浮世絵コレクションと言っても過言ではない太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の名品をはじめて結集し、選りすぐった約450点の浮世絵版画を展示します。




 
第6位は来ました!パナソニック汐留美術館で開催された『和巧絶佳展』。 はい、去年7月観に行きましたよ。 注目される若手12名の作品展示。日本の工芸は世界で注目されていて、「KOGEI」で世界に通じるほどなんだとか。お皿は↓得なく、1つ1つ筆でち密に書かれたお皿や。


 
左側の作品は、近未来的な蒔絵の作品。これは吸い込まれそうな作品でしたよ。右側の作品は…、『説明が大変で、5分位かかってしまう』なので割愛されてしまいました。


 
左側の写真は蛍手という技法で作成された作品。写真じゃわからないけれど、実物の大きさは迫力ありましたよ。右側の写真、世界でこれだけという截金の作品。これも綺麗であったよ。


とに~さんが、若手アーティストの方とオンラインで飲み会をしたそうなんだけれども、皆、向上心があって、現在の作品の品質に満足しない談義を交わしていたんだとか。その熱い談義は冷めることなく、早朝3時くらいまで続いたんだとか…。




  
第5位は、元ブリジストン美術館となるARTIZON MUSEUM(アーティゾン美術館)が2020年1月にオープンして、最初にで開催された『見えてくる光景 コレクションの現在地』。


以前よりも作品数が増えていて、度肝を抜かれてしまったんだとか(50点くらい西洋美術品が増えたんだとか)。しかも、展覧会の入場料が1100円、学生にいたっては無料なんだとか。前述のとおり値上げが仕方ない中で、良心的価格で凄い!と絶賛されておりました。

 
1つ、とに~さんが不思議に思っているのが、こちらのVIEW DECK。ここから見える景色は工事現場で、何を見たら良いんだろう…。何を見せたいのかな?てな感じだそうです。行くたびに覗くのだけれど、工事の進捗が分かるだけで…。ビルが完成した後はビルの壁が見えることになる訳で…(何を見せたいのかな、と)。





  
第4位は、ホキ美術館の『森本草介展』。 10周年で原点に返っての展示。


ホキ美術館は、水害にあって9カ月ほども休館していたのは知られている事実。対策として、地下2階にある電気設備を上にあげられるか、設計会社に問い合わせて、「できる」と回答を得たとのこと(これがために、水害で電気設備がダメになって空調全滅だった)。なお、この電気設備を上にあげることができなかった場合は、閉館も視野に入れていたんだとか。

どれもこれも素晴らしい作品なんだけれど、若手の作品として『次の音』が受賞されたとのこと。受賞の中西優多朗さんは20歳なんだとか。ホキ美術館でトークショウを開催した時に、中西さんは自腹で入場料を支払って参加していたんだとか…。




  
第3位は、原美術館で開催された『光 - 呼吸』。 本当は5月に開催されるものが、コロナで延期されて閉館時に開催された展示モノとなった。


コロナによるリスケがあったりして、もともとこちらの展示会はフィナーレでやる展覧会ではなかったとのことで、とに~さんは「あらら」的な感じで観に行ったんだそうです。で、思ったのは、渾身の展示会でフィナーレを迎えなくて良かったなと言うことだそうです(ん?どういうこと)。その理由は、終わってしまった感が薄れたので、再び原美術館登場!もありうる的な余地が生まれたかなと、だそうです。今後、原美術館が前言撤回で復活したとしても、誰も『終わるといったじゃん!』と責める人は居ませんよと。




 
第2位は、富山美術館で開催された『TADのベスト版 コレクション+』 でした。ゲストクリエイターが作品を展示する、というものだったそうです。


絨毯に寝転がって観ようといった作品があったり。女性クリエイターさんが選んだ作品にキャプションを手書きで付与してみたり。美術評論家の人がアカデミックな展示をしたんだそうです。


 
4人目として、とに~さんが作品展示することに。位置づけとしては、おふざけ担当的に(笑)。マティスの切り絵と、とに~さんの切り絵を並べてみたそうです。もう1つは、マリリンモンローを2m間隔で並べて、ソーシャルディスタンスを意図したとのこと。


こちらの展示会は、美術関係者が結構来ていたんだとか。というのは、コロナの影響で開催される美術展。なかなか海外からの作品を仕入れることができない状況で、手持ちの作品でどのように展示するか、といった観点で視察しに来たのではないかと、思っているそうです。


大喜利もやったそうです。本当は、小学校に赴いて子供たちに書いてもらおうとしたのだけれど…。こんな時代なので、それが叶わずに、来訪者に書いてもらうことにしたんだとか。


  
こんなお題を出したのだけれど、日々応募があったんだとか。とに~さんが最優秀賞を選んで、自腹の商品を送ったそうです。


とに~さんが、応募の吹き出しコメントを紹介してくれたのだけれど、秀逸コメント多数あり!思わず、唸っちゃいましたよ。同時に、斜め上というのか、異次元から湧きだした的なコメントもあったりして、面白かったですよ(レベル高し)。




 
第1位は、『THE NATIONAL GALLERY LONDON 2020』。世界初のロンドンナショナルギャラリーでしたと。展示作品は言うまでもなく、そして、結果として10月まで開催されて良かったなと。こちらは、とに~さんのトークで作品鑑賞&解説を聴かせて もらいましたよ。



 
番外編も紹介されました。1つは東京ステーションギャラリーで開催された『神田日勝』。 これは馬の絵が多く、緊急事態宣言が明けて、いよいよ行けるぞと思って暫くぶりの美術展訪問だったらしいのだけれど、北海道の寒い中で描かれた絵のためか、暗い気持ちになりましたと。でも、2カ月ぶりの展覧会訪問で、ぐっと来るものがあったそうです。



  
もう1つの番外編は、世田谷美術館の『作品のない展示室』 という、ノーガード戦法的な展示作品を置かない展示会をしたんだとか(展示が無いのに、展示会なのか?と)。入場は無料だったそうです。作品が無いことで、展示場の良さを知ることができましたとさ。建物を作った内田祥三の言葉だけは、会場に掲載していたそうです。





イベントに関係者が居ないことを祈って…と、喝!な展覧会として一言申されてました。こちらの映像は…、差し控えておきますわ。喝!な内容は、ここがね…的な説明があって、なるほどね~と思わされましたよ。



最後には、イベント開催者のかっちゃんさんから、サプライズ紹介。今回イベントに協賛してくれた美術館から、なんとなんとでプレゼントがあったのでした。プレゼントは商品の発送をもってお知らせとなるのかな?プレゼントはいつ届くのかな?とワクワクしているのでした!



昨年の5月以来、とに~さんのZoomイベントに参加でした。毎度ながらで、楽しいイベントでした。当日は、急きょ出社となって、急いで帰宅ながらも遅刻の参加となったのだけれど…。翌日にメールが来て、当日の様子が録画されていて、見ることができますよと。なんと、なんとで嬉しいサプライズ! Zoomイベントの本領発揮ですな。いや~、本当楽しかったですわ♪



SONY ソニー MDR-CD900ST プロ仕様 ヘッドフォン
←SONYのヘッドホン。間違いないでしょう。