山梨県・長野県散策(北杜市オオムラサキセンター・アフリカンアートミュージアム・清春芸術村・萌木の村)


本日は久々に長野県は諏訪地方へと。調布にて待ち合わせして、いざ。持参した本は貴志祐介の『ダークゾーン』。これ、面白くて降り過ごししてしまいそうなほど、読み入っちゃいますよ。そして、調布にはラグビーワールドカップの記念マンホールが(パチリ)。



調布ICより中央自動車道へと。青空に陸橋が美しや!



■■■ 北杜市オオムラサキセンター ■■■


最初にやって来たのは、北杜市オオムラサキセンター。子供が喜びそうなゲートがお出迎え。



とりあえずで、駐車場に併設のトイレに寄ったら、ペイントされてて、これまた子供が喜びそう。



入り口までやって来ましたよ。顔出しパネルが置いてありました。その手前には、これまた子供が喜ぶカブトムシ!



入場受付。料金支払って、お釣りが200円なのだけれど、レシートだけで200円差し出されず…。???てな感じで、200円無いこと伝えても、なかなか気づいてもらえずでしたよ。



館内に並ぶ昆虫標本。なんだか夏休み気分!



昆虫標本だけでなく、ジオラマ的なものもありました。



ずらり並ぶ蝶とカブトムシ。



バッタにコオロギ。こんなに大きいのが居たら、怖いわ~。温暖化により、日本の住宅にも、こんな虫が入り込んで来たら怖いっすね。



こちらは、宝石のようなゾウムシ。ブローチでありそうな感じだね。



奥に進むと見えてきたのが、長坂町森林科学館。



と、その前に森林科学館横には、ピザ焼き体験なるものが。あそこの窯で焼くんだね。あまりの暑さに、窯には寄りたくないけれど…。



こちらが森林科学館内部。学校の廊下のような感じで、両サイドに蝶の標本がずらり。



森林科学館を抜けて、次のところへ至る道は…。足元をよく見ると昆虫が並んでいるのでした。これまた子供が喜びそうな仕掛けだね。goodなアイデア&デザインです。



こちらは、ひばりうむ長坂なるオオムラサキを飼育している小屋。



入ってみると、果物を放置した臭いが鼻にツンとやってくる。カブトムシ?(小金虫?)や、オオムラサキが餌にありついていましたよ。



よくよく見ると、あちらこちらにオオムラサキがっ!



こちらの幹にはオオムラサキが集っておりました。



『おい、お前の肩にとまっているぞ』と、振り向けば蝶が居る。葉っぱの裏にはバッタなんかも居たりして。



オオムラサキって、オスが紫色の鮮やかな色で、メスは茶色なんだってね。こちらの飼育小屋にいる沢山の蝶は全て茶色なのでした…。オスのオオムラサキはどこに居るんだ???



今流行りの(?)昆虫食にかけて、昆虫軍艦と、ザザムシの佃煮。美味いんかな???



こちらはクワガタムシの綱引きに、相撲の擬人化標本。 鳥獣戯画ってやつだね。画じゃないけれど。



良くできている昆虫模型。こりゃ大したたもんだ。




■■■ アフリカンアートミュージアム ■■■


色鮮やかな雄のオオムラサキを見ることなく、次なる目的地へ。こちらが今回のメイン目的地となるアフリカンアートミュージアム! 前々から来ようとしていたのだけれど、ようやくやって来ることができましたよ。



建物入る前に、マンホールチェックと足元に居た色鮮やかな虫をパチリ。



こちらがアフリカンアートミュージアム。入口に鳥のような巨大なオブジェがドドンと。



ドアの取っ手が凝っている~!



館内は良心的にも作品を2枚だけ撮って良いとのこと。遠景なら特に制限無いとのことでした。ありがたくパチリ。目にした一部の作品は、昨年にルーヴル・アブダビ で見たものと同じデザインのモノでしたよ。あ~、この辺もあった、あった!よと。


入口においてあるQRコードを読み取ることで、作品紹介パンフレットをダウンロードすることができて、そちらを参照しながら作品鑑賞ができるようになっておりましたよ(ほほぉ~)。でお、スマホで見るには文字が小さくて、拡大しても一覧性がないため使用することはありませんでした…。ipadでも持っていたら、有効活用できたかな。像については色々と気になる作品があったのだけれど、染物については上にある写真のモノが一番印象に残ったかな。



2階に置いてあった、こちらは実際に座って良い椅子みたい。そのこと知らずで、この時は単に眺めるだけなのでした。ここで座ってまったりして、外の景色を眺めるのが乙なんだそうな。



個人の所蔵にして沢山の作品と建物をこしらえるという何とも素晴らしき人。館長は普通の会社員だったと言うが(どんな会社員だ?)、どのように会社員の仕事をしていけば、このような立派なモノを作ることができるようになれるのだろうか???


売店においてある作品も興味深いものが多数。日本人技術者が現地にて教えて商品を作っているものもあるんだとか。珈琲豆なんかも日本人技術者による指導のたまものだとか。技術指導の作品の1つであった、こちらのお皿を買うことにした(お土産買うのは珍しい)。色落ちするので食品皿には適さないとのことで、お香のモノでも置くことにしようかな。



■■■ 清春芸術村 ■■■


次なる目的地へと。駐車場に車を停めたは良いけれど、どこから入るのだ???と。敷地内を見ると何やら見慣れぬ物体が動いておったよ。



無駄に回り道をして炎天下のもとを歩いてしまったよ。無事に清春芸術村へと。清春と言ったら…、黒夢!なんて懐かしい連想ゲーム。



こちらは清春白樺美術館。入り口わきにあった親指像に、三田線の西台駅近くにある「高島平・ルボワ平喜」(by梵寿綱)を思い出しちゃったよ。こちらの美術館説明についてサイト上の説明は下記のとおり。


武者小路実篤や志賀直哉など白樺派の作家たちの夢を託された吉井長三が、1983年谷口吉生氏の設計によりついに完成させた “幻の美術館” 。白樺派が愛したルオーの作品をはじめ、東山魁夷や梅原龍三郎、岸田劉生、バーナード・リーチ、中川一政、また白樺派関係の書簡や原稿、さらに雑誌『白樺』の創刊号から最終号まで、白樺派にまつわるあらゆるものを展示しております。




こちらLa Palette(ラ・パレット)でお昼を頂こうと向かってみたのだけれども、コロナゆえ飲料のみとのことで食事の提供を止めていましたよ。お腹空いたっ!昼食難民に…。



良い感じのカフェであったのだけれど、残念。



こちらは、ルオー礼拝堂。 清春芸術村のサイトでは下記のとおり説明あり。


20世紀最高の宗教画家であるジョルジュ・ルオーを記念して建てられた礼拝堂。入口の扉の上のステンドグラス「ブーケ」や祭壇背後のキリスト像(17世紀)は、ルオー自身が制作・彩色したもので、ルオーの次女イザベル・ルオーから長三がそれらを贈られたことをきっかけにつくった礼拝堂でもあります。堂内の壁面にはルオーの銅版画「ミセレーレ」が掲げられ、宗教や信仰とは関係なく、この村を訪れる芸術家たちの瞑想の場にも。建築設計者は白樺美術館と同じく谷口吉生氏です。



建物内はこんな感じ。さっきの清春白樺美術館ではルオー作品の写真を撮れなかったので、こちらでビシバシ。



入り口に置かれていたパイプオルガンとともに、パノラマパチリ。




お次は右側にある光の美術館 へと。



建物に入ると受け付けカウンターの様な感じの場所。


2011年、安藤忠雄氏の設計により創設された、自然光のみの美術館。一切の人口照明がない展示室では、四季や天気、そして昇りまた沈む陽の動きによって刻一刻と変化する光の中に身をおくこととなります。無機質なコンクリートの空間に差し込む光の美しさを最大限に使った、まさに安藤氏ならではの建築と言えるでしょう。展示アーティストはアントニ・クラーベ。ピカソの後継者と謳われた逸材です。



建物内はこんな感じ。建物にあるスリットが太陽の光を内部に入れる構造になっていて、時間推移とともに差し込みの変化具合を見てみたい。



2階に上がってみた。こんな感じ。



壁のスリットとともに、天井の窓から採光あって明るい建物内。



気持ち良い青空とともに、施設が芝生の上に鎮座していて、なんとも良い感じ。



奥の方に行くと藤森照信の高過庵ではなく、「茶室 徹」。


2006年に完成した、建築史家・藤森照信氏の設計による茶室。茶室を支える檜は清春芸術村に植わっていた樹齢八十年の檜を使い、建設にあたっては、縄文建築団のメンバーや赤瀬川源平、南伸坊、林丈二氏らが力を合わせつくり上げました。高さは地上約4メートル、室内は1.7坪。外観の見学のみで、入室はできませんのでご了承ください。




茶室徹は敷地の端っこにあるので、そこから内側に向かってみた景色がこちら。茶室徹に入ると、もちっと上からの視点が広がるんだろうね。



茶室徹も入れて撮ってみた。



およっと足元を見ると自動芝刈り機のホームらしきものが。こちらにて充電するんだろうね。



テクテク歩いて、さっきも撮ったであろう構図で再びパノラマパチリ。



こやつが施設内をシャカシャカ音立てて芝を刈っていく自動芝刈り機。こんなものがあるんだね。広い土地を芝刈りするには便利な一品じゃないですか。



さてとで、最後はこちらのLa Ruche(ラ・リューシュ) なる遠景建物に入っている複数の小部屋を散策。こちらは施設開園当初からの(?)写真が展示されておりました。建築物に携わった安藤忠雄や藤森照信以外にも、あんな人やこんな人。ショップもあってTシャツや小物なんかが売られておりましたよ。



さてとで、こんなところでしょうか。雲行きも怪しいところがあったけれど、雨に降られることなく施設を後にしますよ。あ~、お腹減った! と施設を出てしまったのだけれど…。


今思い返すためにサイトを見ていたら…。なんと、見落としの建物があるじゃないか!しかも2つも…。事前のリサーチ不足ゆえ、見落としてしてしまいましたよorz。1つは「梅原龍三郎アトリエ」 でサイトによると下記のとおりの施設。

奔放自在な画風で日本の油彩画を確立した画家・梅原龍三郎のアトリエを東京新宿より移築したもので、設計は数寄屋造りや旧歌舞伎座の建築で有名な吉田五十八氏。梅原氏が好んだ紅殻色の京壁や床間などを取り入れた24畳のアトリエには、使用していたイーゼルやパレット、絵具箱のほか、製作途中の絵画なども含め、梅原龍三郎の愛用品から作品までが展示されています。

もう1つは「清春陶芸工房」。 こちらは最初に施設入り口の方向を間違えてさまよったときに、見かけたものでしたよ。これも施設の一部でしたか。

絵画や彫刻をはじめ、版画工房、陶芸工房を備えた日本ではじめての一大アートコロニーでもあった清春芸術村。陶芸工房の構造は、唐津や志野、織部などと同様の五連の登窯で、春と秋に火入れを行います。




お腹が空いたので、(奮発して)すぐお隣にある素透撫 stove へと赴いてみたのだけれど…。完全予約制で門前払いとなりました(入口に要予約のメモがあったのでした)。ガクッ。しかも、こちらの家屋は杉本博司がデザインを手がけたんだってさ。なおさらで残念なり。



車を走らせて、カフェへと。



しかしながら、こちらのカフェは大分前に食事の提供を止めていて、今は小売りだけなんだとか(ガクッ)。



もう少し車を走らせてやって来たのは、こちらのPINCH of SOUL なるお店。



出てきた料理。和風のパスタを頼んでみましたよ。食後のデザートも注文。1つのデザートを小皿に分けてもらいました。で、帰りに支払いをしようとすると「THE YES! BAGEL」なるステッカーが。近くにベーグル屋さんがあるっぽいね。



とりあえずで、向かったのがZelkowa(ゼルコバ)なるパン屋さん!立川にある時から気になっていたんだけれど、当時はHELLO CYCLINGなんてサービスもなく、駅から遠いこともあって訪問断念しておりました。こちらに移転されていたのも知っていたけれど、本日ようやく訪問!



お店に入ると不思議ワールド。「ほうせき」が50円で売っていましたよ。



人気のお店、既にパンは売り切れ状態でした…。手ぶらで退散することになりましたよ。



先ほどのベーグル屋(YES!BAGELくろおび屋)さんはゼルコバの近くにありましたよ。こちらのお店へと寄ってみることにした。



こちらも古民家的な家で、ベーグル屋さんと言うのか雑貨兼カフェと言ったところでした。ベーグルはサンドにして持ち帰る形式の様なのだけれど、既にランチを終えているし、明日に食するために購入するので、何もサンドしてもらうことなく持ち帰りました。



途中コンビニへと寄ると、駐車場に天然かき氷のワゴン販売。



こちらは郵便ポストの上にアポロなチョコが置かれているのかな?と思ったら、上部にツバメの巣がありました。



再び車を走らせて諏訪方面へと。途中にあった綿半スーパーセンターなるホームセンターに併設のカフェ。



gardenia coffee house(ガーデニア コーヒーハウス) と言うお店でした。明日の朝食用にさっきのベーグルに加えてスコーンを購入。お店の紹介カードにある珈琲カップを置いたかの様な跡は敢えてのデザインでしたよ。ほほぉ~。こちらのお店は東京出身の方が珈琲店起業の希望をもってこちらに移り住んで立ち上げたというお店だそうですよ。





あちこち巡ってようやくに本日の寝床へと。こちらの敷地は先日に訪れてB隊員が雑草取りに励んだ跡地なんだとか。



家に入ると、以前とは変わって沢山のモノが置かれておりました…。



とりあえず、ザックにあるものをテーブルに並べるのでした。本日仕入れたベーグルにスコーンと、アフリカンアートミュージアムで買ったお土産の小皿。



晩御飯は狙っていたお店が満席にて行くことできず(あらかじめ予約が無難であった)、いろいろあたって、最後に辿り着いたのは、我らにとっておなじみの匠亭。久しぶりの訪問だよ。調べてみたら前回は2012年10月(栗拾い(パン狩り、高過庵、万治の石仏etc))であったよ(久しぶり過ぎる)。



ちょうど何かの会合があったみたいで机の配置が換わっておりました。ついでに、コロナ禍とあってテーブルが少し間引かれているかな? 何とか2名受け入れてもらって晩御飯にありつけるのでした。



とりあえず、いつもの鹿肉カレーと、一品だけジビエウインナーを頂くことにした。



お店には色々商品の販売が開始されているのでした。鹿の角って持ってみるとすごく軽い!



先ずはジビエウインナー!ふむ、美味し。



そして久しぶりの鹿肉カレー!うん、食べ応えもあって美味しです。ご飯がそこそこの量で、少し減らしてもらえば良かったな…。食後にすぐさま供された珈琲。ズバピタなタイミングで供されて至極満足(先日のトライアングルカフェでのサーブタイミングと言ったら…)。お腹いっぱいになってお店を後にするのでした。お店のご夫婦も、ほとんどお変わりなくなのでした。



重いお腹を抱えて戻ってきました。本日は時間も遅くなって、ゆーとろん水神の湯の利用を断念。家にてシャワーを浴びてダラダラするのでした。自分は持参した『ダークゾーン』を読みふけるのでした(珍しくネットサーフィンもそこそこに)


暑さを逃れて東京を離れ、ゆったり腰掛の椅子に座って読書するのって、なんだか贅沢な気分だよ。読書をそこそこに早目の就寝をすることにした。本日の寝床は、こちらの玄関上にある風通し良い所にしちゃおうかしらん。