Climbing Tour@Huu Lung, Vietnam (クライミング6日目:Infinity Cave)(Sep-2025)

本日はクライミング最終日。宿を一緒するアメリカ人Mr. Cは、あまりレベルが高くないので、我々のグループに毎日参加は見送っていたのでした(彼はレスト日も設けていたし)。で、本日の参加を聞いてみると、『君たちの最終日だろ?参加しなわけにはいかないよ』と粋な返事が返ってくるのでした。 よって、8名でのクライミングお出掛けとなりました。ちなみに、行先はInfinity Caveに決定したのでした。昨夜にMr. Hからアクセス試みるバイクルートが共有されました。今になってサイト掲載のためにGoogle mapで探してみたけれど、見つける事ができないと判明。衛星写真から判断して、ここだここだと、今になってマッピングしたのでした(本当、おんぶにだっこのツアー参加なのでした)。 ※Huu Lungの岩場の全体マップはこちら。



本日の朝食は安定のチャーハン。そして、いつものように、くつろぐワンコ。このスタイルでくつろぐワンコは、大体甘えん坊な気がしますよ。ちなみに、VietClimbのメンバーは、homestayに荷物置き場があるようで、部屋の片隅にある道具置き場から、クライミングギアを取り出して準備してましたよ。(7:45~7:56)



さてとで、Infinity Caveに向かいます。舗装された道にバイクを停めて、アプローチ開始。(9:28~9:33)



途中、用水路伝いにテクテクと。中をテクテク歩く人。自分は用水路の端っこ、コンクリートの上をテクテクと(こっちの方が、絶対に良い気がするけれど)。(9:38)



途中、コンクリート製の貯水池がありました。気持ち良い青空が広がってます。アプローチがアドベンチャーツアーの様相となってますが、日陰が多いのが助かるところ。(9:38~9:39)



貯水池を越えて、畑の横をテクテクと(ぬかるみ道)。(9:42)



ここにも果物運搬の滑車がありましたよ。そして、見えてきた洞窟!(9:43)



右手に洞窟を見ながら、畑伝いに歩いて、適当なところで右折して洞窟に向かいます。畑伝いからは、どこからでも洞窟に迎えるのだけれど、道ある所が、歩きやすいですからね。(9:46~9:47)



到着しました。アプローチは、20分と言ったところでしょうか。平たい道がほとんどで最後に上り坂になるのだけれど、暑さと湿気で汗びっしょりです。(9:50)



とりあえず、水分補給して、撮影して、クライミングの準備して。(9:52~9:55)



お待ちかねのアプローチ整理。バイクを走らせて左折の後、途中で木製の橋を渡り、舗装された農道を進んで、そこから徒歩でした。往路は赤線で畦道を通ったりしたけれど、復路の青線が正解。舗装された農道から用水路をテクテクして行けるので、畦道を歩く必要がなく、楽ちんです。




向こうを見ると、てくてく歩いてやってくる人が居ましたよ。きっと、農園所有者で、料金を徴収にしやって来たに違いない!遠路はるばる、やって来ますよ(笑)。(10:02)



各自、ほぼほぼ準備が終わった頃。(10:02)



Mr. CとMr. Gは、端っこにあるThe mighty jungle(6a, 25m)にトライするようです。なるほど、木の根っこが岩場を覆っていて、まさにジャングルですな。(10:19)



で、農園所有者がやっていました。ゆっくり来たのでしょう、姿を見かけてから20分程経ってました。言葉が全然通じないのだけれど、料金を支払った後に、蚊取り線香をおねだりしてきましたよ。封を開けて、残り2つとなった蚊取り線香をあげましたよ。そのお礼なのか、帰り途中で周辺の草を、まさかりで刈りながら去っていきましたよ。(10:26)



途中、肘上の所に動く物体を認識。ん?小さな蛭なのか?尺取り虫かもしれないなと思ったけれど、Ms. Mは『蛭だよ、蛭』と言っていましたよ。糸を出していたから、尺取虫っぽくもあったんだけれどもね。多分、そっちだな。(10:42~10:43)



Mr. Hが、果敢にもAllegory(7a, 25m)に取り付いてました。また、7aクラスか…。自分は見送ることにしよっと。トップローブでも、自分には疲労困憊&身体に負担掛かるグレードですからね。(10:43)



なかなかに、苦労しながら登ってます。(10:47~10:50)



端っこの方に、様子を見に来たら、今度はMr. CがThe mighty jungle(6a, 25m)にトライしてました。うぉ!?と、登るときも上着のパーカーを着てますか!?(10:58)



珍しく、縦パノラマ。上にちょこんと居るのが、Allegory(7a, 25m)を登るMr. H。被りルートで、グレード7aにして全長25mと、疲れること間違いなし!(11:01)



休みながら、頑張ってます!でも、登っているシルエットが、画になるルートだね!(11:01)



そんなMr. Hの登りを見つつ、朝食に出てきたバナナを持参していたので、モグモグ食べるのでした。(11:03)



今度は、切込隊長Pが登るルートを決めたようです。ビレーの依頼がありましたよ。いそいそと準備(の合間にパチリ)。(11:09)



ルートは、Shattered tufa and promise(7a)で、2クリップ目が1つ目の核心!何度もトライするも厳しく、Mr. Hからお助け棒を借りることにしたのでした。(11:33)



向こうでは、キャプテンYが、Allegory(7a, 25m)にアタックしてました。もち、トップローブ。(11:33)



こちらは、The mighty jungle(6a, 25m)を登り終えた3名+Allegory(7a, 25m)を登り終えたMr. H。一仕事終えて、くつろいでますよ。(12:05)



切込隊長Pは、3つ目のクリップも次なる核心で、再びお助け棒を使うのでした。2つ目と3つ目クリップが、核心の様でした。(12:07)



そんな登る様子が、洞窟の奥から撮影されてました。シルエットが良いね!



そうこう、Shattered tufa and promise(7a)を登り終えた、切込隊長Pが降りてきました。ルート長さの記載はなかったけれど、結構な高さです。(12:35)



キャプテンYが登り終えて、今度はMr. MがAllegory(7a, 25m)にアタックするようです。頑張れ~!回収終わらせてくれよっ!(12:41)



自分は、ランチを食べながら、Mr. Mの登りを見ることにしました。(12:44~12:47)



被りか所ゆえに、いったん失敗すると、壁から離れてしまいます。自力で戻ることができなく、ビレイヤーが壁に近寄って、もう一方のロープを使って壁に戻ろうと悪戦苦闘。(12:50)



すると、足を滑らせたビレーヤーが、振り子のように、見た目結構な距離で振られてしまってました。高さ25mのロープで振り子状態ですからね。なかなかの光景で、爆笑でした(撮影できなかったのが、残念)。助けを借りて、ビレーヤーが戻って来ましたよ。結局、Mr. Mは壁に戻ることでできませんでした。これ、回収作業は、どうすんだ? 切込隊長Pは、疲労困憊だし、俺しか居ないんじゃね?(12:56)



致し方なく、自分が回収のためにトライするけれど、やっぱり厳しいですわ~。途中の核心が結構難しいのと、既に被り壁を登って疲れている&連日の疲労蓄積で、全然通過することができない!何度かスリングを掴んだりして、ようやく終わりました(写真左)。終了点間際も、疲れ切った身体には厳しい内容でしたよ(写真中)。終わった後は、放心状態です…(写真右)。




Ms. MがShattered tufa and promise(7a)に取り付きました。皆、果敢に攻めますわ。(13:56)



再び洞窟の奥から登っている様子がパチリ。Mr. Hから写真が提供されました。良い感じ!(14:02)



The mighty jungle(6a, 25m)にトライした3人衆が、今度はFireflies' path(5c, 25m)に挑戦するようです。その横では、Shattered tufa and promise(7a)にトライするMr. M。(14:02)




Mr. GがFireflies' path(5c, 25m)をワシワシ登ります。(14:04)



隣は、Ms. MがShattered tufa and promise(7a)をワシワシ登ります。でも、核心箇所で何度も跳ね返されてました。(14:07)



果敢に何度もアタックするMs. Mと、それを眺める面々。(14:14~14:15)



ビレーヤーのアシスト(巨力引き上げ)もあって、核心部分を通過しました。さっきはビレーしていて見えなかったけれど、上部はあんなんなっていたのか!(14:16~14:17)



お次は、キャプテンYがアタック。やっぱり、核心部分は簡単には越えられない!(14:33~14:35)



核心部分に打ちのめされているキャプテンYを、パノラマでパチリ。(14:41)



途中、結構激しい雨が降って来ました。でも、洞窟内部は全然問題なし。登っている人は、多少水しぶきが掛かってくるのかな。(14:58~14:59)



青空と、雨雲と、クライマー。(14:59~15:00)



Mr. Gの後に続いたMr. Cが、Fireflies' path(5c, 25m)を登り終えて降りてきました。不思議なことに、ここにきてMr. Cから、『俺の登っているところを撮影してくれ』と熱心に依頼があったのでした。先日や、さっきのThe mighty jungleの時には何も言わなかったのに、唐突な依頼でしたよ。『大丈夫、大丈夫、俺の趣味は写真撮影なんだ。クライミングよりも熱心に撮影するから』と答えて、送り出すのでした。(15:06)



一通り、登り終えて、雨も降ったことだし撤収準備です。(15:46)



撤収開始。おっと、ここでの記念撮影も良いんじゃね?とパチリ。さっき、三脚使って、記念撮影済みなんだけれどもね。(16:10~16:11)



雨が降ったけれども、この辺のぬかるみ、それ程酷くもなく。(16:12)



こちらは、酷かった。(16:16)



泥の粘着で、かかとの固定がないビーチサンダルは、くっつくくっつく。歩くたびに、ぺったんぺったん泥から剥がしながらとなりましたよ。そしたら、突然にビーチサンダルのベルト部分がブチッと切れてしまったのでした。これは困った…。(16:17~16:18)



ビーチサンダルを履いて歩くこと叶わずで、片方は裸足で歩くことにしました。最終日の帰り道のアクシデントで、ある意味助かった…。裸足でも特に問題ないアプローチルート、と言う事も助かった!(16:19)



帰り道は、用水路をず~っと歩いていきます(こちらが正解アプローチだったか)。(16:20)



時折パチリ。Mr. Hは、以前にDamaiで登っている姿を見たのだけれど、今回初めて一緒して、変わった人物だな、と認識するのでした。(16:22~16:24)



用水路をテクテクして、舗装された農道まで出ることができて助かった。バイクも無事にありますよ。(16:28~16:30)


この後、更なるアクシデントが…。Uターンして帰る訳なんだけれども、舗装されていることと、少々道幅が広いこともあって、横着してバイクに乗って切り返しを試みてしまったのです(いつもは降りて、手押しでするのだけれど)。そしたらバランスを崩してしまって、その影響もあってアクセル回って、水田にバイクごと突っ込んでしまいましたよ。

バイクに倒されてバランスも悪く、一人では立ち直れない状態に…。それを見たキャプテンYが、すぐさま片手でバイクを掴んで、引き揚げてくれたのでした。片手で引き上げる姿が頼もしかった…。 その光景が瞼に焼き付いて、この日は何度も思い出し笑いしちゃいましたよ。しかし、メンバーの多くがバイクで走り始めていなくなった状態で、残っていた事と、力強く引き上げてくれたキャプテンYに感謝ですよ。



無事に宿へと戻って来ました。ズボンのポケットに入れていたスマホも特に問題なく、バックの方も問題なかったのでした(ラッキー)。すぐさまシャワー、ジュース、洗濯をして、いつものルーティーンワークをこなしましたよ。(16:39)



本日の晩御飯。皆待ちきれない様子で、全ての料理が出てくる前に、食べ始める人多数でしたよ。そして、晩御飯時のトークは、もちろんで、バイク事件が出てくるのでした。『助ける前に、撮影しておけば良かったね(笑)』なんてことを言うのでした。撮影されなくて良かったという気持ちと、貴重なシーンの撮り損ねで残念と言う気持ちが入り混じるのでした。(^^ゞ (18:58)



本日のまとめ(クライミング結果は、キャプテンYから後日に提示あり←さすが!)
No. 項目 内容 
1   岩場  Infinity Cave ※Huu Lungの岩場の全体マップはこちら。
2   岩場使用料  20,000VND(≒120円)/1人
3   岩場へのアプローチ  20分程度 ※泥道あり ※詳細は前述の説明を参照。
4  マスタークライミング  Second confession(6b, 25m) by Mr. H
5  Shattered tufa & promise(7a) by 切込隊長P
6  Allegory(7a, 25m) by Mr. H
7  Fireflies path(5c, 25m) by Mr. G
8  The mighty jungle(6a, 25m) by Mr. G
9  Tarzan(6a, 25m) by Mr. G


いくつかのトラブルがあったけれど、いずれも発生タイミングと力強いヘルプがあったおかげでプチトラブルで済ませることができました(ラッキー)。最終日まで誰にも怪我無くクライミングを終えることができて、何よりです。しかし、最終日に来て、急に立て続けてトラブル発生しましたよ。7aの被り壁にしても、誰も回収する人が居なくなってしまって…、と言うのも自分にとってはトラブル事なのでした。 連日のクライミングのおかげで、身体は疲労でボロボロに。そして、指の方も痛みが生じて、困ったなぁなのでした(指の方は、なかなか治らずに、日常生活にも支障が出るので)。とりあえず、登り合宿は終わったので、後はぐっすり寝て明日の帰国に備えるだけですよ(ほっ)。 過酷な日々に(クライミング、マットの硬さetc)、ホームシックに掛かり始めていたのです…(数日前から)。