高千穂峡、高千穂神社、天河原

 

 
数年来温めてきた企画、高千穂峡に行くときがやってきた。
思えば、今年は明治神宮に始まって、富士山、伊勢神宮、分杭峠と中央構造線なるパワースポット巡りをしてきた。
そんな流れの締めくくりとして、神様降臨の地である高千穂峡訪問だ。

ちなみに伊勢神宮のHPでも掲載した中央構造線なるパワースポット、風水でいうところの龍脈だ。
そう、高千穂峡は神教的にも風水的にも重要なスポットなのだ。訪問で何か起こるかな???




さて、宮崎の高千穂へと宮崎空港より高千穂訪問も考えたけれども、かなりの距離があること判明。
本当は宮崎マンゴーを絡めて高千穂企画をしたかったけれども、残念ながらマンゴーシーズンは終わってしまったので熊本空港より乗り込むことに。


空港から軽快に車を飛ばして、やって来たるは高千穂峡!高千穂峡へと至る最後のワインディングロードは急勾配にして慎重なドライブを要する。


過去3回、一緒した登山は全てぐずついた天気というスーパー雨男を連れていたので、こんな天気・・・。

 
でも、高千穂にきたらボートには乗らないとねっ!
ってなわけで、自分の晴れ男パワーで何とか曇り空に押さえ込む!


高千穂峡にて、いざボートへと!しかしながら、進入禁止のロープで遮られている・・・。
どうも、先日に落石があってボート禁止となっていたが、部分開放ということで、ご覧の通り一部だけしか行けない状態に。
でも、考えようによっては、全面禁止でなく、部分開放だけでもラッキーだったのかな。


あぁ~、滝そばまで行きたかったのだが・・・、残念。
ついでに、曇り空のお陰で峡谷に太陽の光が射し込むという風景にも出会うことができず。


綺麗に縁取られた断面が、なんだか人工的なコンクリートのような柱状節理(福岡での芥屋ノ大門でも同じようなものを見たな)。
これは流れ出た溶岩が大気や地面に触れて急激に冷やされることによって、体積が収縮して割れ目が生じることから生まれる形状とのこと。
その形状は4角形だったり6角形だったり、8角形だったりと色々あるみたいだけど、6角形が多いみたい。体積収縮の際に、力の加減からそうなりやすいのかな?


水が綺麗に澄んでいて、魚も沢山いた。
思えば、土砂降り状態だったにもかかわらず、水が大分綺麗だ。


ちょと離れてみてパチリ。


エリア限定ということで(たったの)15分のボートタイム終了~。

 
川面だけでなく、橋の上からも高千穂峡をウォッチング。
う~ん、絵になるな。生き生きした緑も良いけれど、紅葉の時期も良いに違いない。

 
川には鴨もいる、ボートのそばまでやってきたりして。

 
その後、遊歩道からもチェックだ。


高千穂峡は阿蘇山の噴火による溶岩が削られてこんな形状になったそうだ。
本当、綺麗に削られた壁が川の擁壁工されているかのようだ(多分、体積収縮でひび割れた部分に沿って剥がれ落ちたんだろうね)。


高千穂一帯で悪行を働いていた鬼八なる悪者が力自慢で投げ飛ばしたと言われている岩。

 
なんだかアイスランドのギャウを思い出してしまったよ。


ここが崖崩れしたというところかな?

 
雨上がりなのに、こんなに綺麗な水。

 
ん?さっきと感じが違う?と、再びパチリ。


池なんかがあったりして、もちろん鯉もいる。


餌のもらい慣れしているせいか、鮭の川上がりかのごとく岸に押し寄せる勢い。このまま両生類に進化して陸に上がりそうな勢いだ。

 
あ、こっちに売店があった。

 
あ、流しソーメンもあるじゃないか!とさっき普通の蕎麦を食してしまったよ(高千穂は流しソーメン発祥地らしい)。


 
お次はサクッと高千穂神社


テクテク参道を通って。


これは夫婦杉。

 
本殿の横にて、彫刻が備え付けられていた。本殿に彫刻って珍しくね?(どうなんでしょ)
調べてみたら、高千穂神社の主祭神である三毛入野命(ミケヌノミコト)が悪神「鬼八」を退治したという伝説に基づいた彫刻とのこと。

 
こちらは高千穂宮鎮石(しずめいし)。垂仁天皇の勅命により我が国で始めて伊勢神宮と当高千穂宮が創建せられた。その際用いられた鎮石とのこと。


本殿横と鎮石のパノラマ。


豊穣を祈るためなのか、拝殿には稲が飾られている。

 
再び夫婦杉と、それを囲む絵馬。

  
社務所と、その横にも夫婦杉のごとく2本杉が生えている。


拝殿を正面からパチリ。



  
お次は気になっていた天岩戸神社と天安河原宮

 
先ずは天岩戸神社ということで、ついでなので社務所にてご神体参拝ツアーに申し込み。
こちらは撮影禁止なので写真は無し。拝殿裏に回って、ご神体としている天岩戸という岩窟を川向から拝む形。
岩窟がご神体なので、拝殿のみで本殿がないつくりとなっている。

 
鏡が備えられていた。鏡は天照大神の化身と考えられている。
伊勢神宮のご神体である八咫鏡(やたのかがみ)も、こんな形をしているのかな。
それと、高千穂では切り絵を良く見かけた。どうやら陰陽五行の影響を受けているらしく、切り絵には干支や鳥居が切り抜かれていて、
それぞれ意味を持たせて東西南北に配置しているらしい。結界の意味を持っているらしく、中にはご神職しか入れないとのこと。


こちらは漠かな?


あちこちで鑑が奉納されていた。


参道より一般道に出て、少しだけテクテク。


途中、買い食いなんかしちゃったリして。
「あまてらす」と「かすてら」がなんだか似ているなと思ったのは、自分だけ?

  
しばらく川沿いをテクテク。


気持ち、少しだけ歩くかなぁ。


口の大きな洞窟。天岩戸といわれる場所だ。

  
驚いたのは、辺り一帯に積み上げられた石。見渡す限りの足の踏み場もないほどの積み石、積み石、積み石!
こんなに沢山の石、どのくらい古くから積まれてきたんだろう???
こちらで石を積み上げると願いが叶うという。かつては八百万の神々が集ったという場所、そりゃパワーも沢山、願掛けも期待できるというもの。
しかし、積み上げるのに適当な石は既に使われていて、あたり一面適当なサイズの石は全く持って見つけることもできず(予め持参する人多数とのこと)。


中から見渡すとこんな感じ。通路以外は一面の積み石がっ!


内部は大分暗かった。



そして、帰路につき、天岩戸神社に行くと、燈籠にちょこんとフクロウが。
さっきは気付かなかったよ。お茶目な燈籠だ。


  
次なる目的地の前にサクッとトンネルの駅へ寄ってみる。奥まで行けるかと思いきや、入り口そばで立ち入り禁止。
売店では沢山の焼酎がずらりと、試飲OKで売られていた。


何故だか、鉄人28号と列車を利用したレストランが。


  
そして高千穂峡を後にしてやってきたのは、温泉で名高い黒川温泉。今回は優彩にて宿泊、晩御飯がてんこ盛りの沢山で腹がはち切れるほど。
訪問当日は、ちょうどイベントの日ということで大名行列や縁日が出ていたみたいだけど、早起き+長距離ドライブ+満腹の為、立ち上がる事出来ず、布団でグッタリ。
夜の花火が上がって、何とか布団を抜け出したけど、縁日に行きたかったな(残念)。

  
こちらのホテルは、なかなか雰囲気良く、サービスレベルもかなり高くて満足度も高し。
思うに、黒川温泉は全体的にレベルが高く、どこに宿泊しても間違いなさそうだ。
次回来るときには、こじんまりとした旅館に泊まってみたいものだ。