中東旅行(アブダビ・イエメン):イエメン(ソコトラ島1)

 


イエメンではスマホの自動時刻設定が働いていないのを忘れていて4:00起きのつもりが、3:00起きしてしまった。
別々に聞いたムハンマドもマーシーも、出発2時間前には空港に行っておけと言うものだから、5:00着目指して起床(のつもりだった)。


ホテルを出ようと思ったら、頑丈な鍵で閉ざされていて、ロビーで寝ていた英語も通じないスタッフ叩き起こしてホテル脱出(10分超かかった・・・)。
まぁ、それだけ安全性が保たれていて、夜中に襲撃&誘拐されることも無いと言えるのかな。タクシーも結構早く捉まって、目指すは早朝の空港!
ドライバーは英語が通じなかったので、久々に繰り出す、手を飛行機に見立てて 『シュー』と上昇軌道描いて無事に意思疎通!


イエメン空港到着!ってか、ほとんど人居なくね?2時間前早過ぎね?俺1番じゃね?
飛行機2時間近くも遅れて、かなりの空港ステイ。情報ノートに「空港でwifi繋がる」とあったので早速接続してメールチェック&ソコトラ島調査して過ごす。
ちなみに、帰りの時に再びwifi接続試みたけど、駄目であった。この時は早朝で人も少なかったために、繋がったと思われる。


ぼちぼち人も集まって来た!長時間待ちの間、アバヤの10代女性軍団(40人くらい?)に囲まれる時も。うぅ~、居心地悪い・・・。


ようやくお迎えのバスやって来て、飛行機まで行くけどバスのドアが開かずに数分待たされる。


飛行機が違ったみたいで、別の飛行機へと。ついでに、搭乗していたパイロットもチェンジしていたけど、なんか間違っていたのかな?


とりあえず搭乗!機内に乗り込んでくるこの人、手には玉子をぎょうさん抱えてるよ。
玉子持参で搭乗ですかっ!?機内はアトホームな感じで和気あいあい、スリランカの時にちょと似ているかな。
ちなみに座席は自由席で、機内に入ると空港内で話しかけてきたオッチャンが、空いている隣に座れよと。
結構貫禄あるオッチャンは、後で気付いたのだけれど、ソコトラ島の空港職員であった。


出てきた機内食!誰かのブログで絶品とあったけど、どれどれ・・・。パクッと一口してみると、
うんまぁ~い!とそのしっとり感に甘過ぎないほどの、ギリギリ手前の甘さ加減が良い感じ!
そして、好物のマンゴージュースが程よく冷えてて、これまたにんまりとゴクゴクごっくん!


確か、ムッカラ経由のソコトラ島。バッチリオープンで操縦席見えてるんですけど。


経由したので再び出てきた!最初ので十分かなぁと思ったけど、食べてみるとやっぱり美味しい!もぐもぐゴックン!


ソコトラ島に到着して強風にあおられながら建物内へと。さてさて、ガイドさんはやって来ているかな???
とりあえず、あそこから荷物が出てくるのを待ちましょう。


こんな感じの強風っぷり(アバヤが吹っ飛んでいきそうなほど)。


しかし、空港の入り口は押すな押すなの混雑っぷりだよ。


さてさて、荷物はいつ出てくるかなぁなんて窓の外を見ていると、肩をたたかれて、
ガイドとドライバーがやって来た。さすが、ローカルな空港だ。乗客以外も気軽に入って来るぞ。


無事にガイドと出会えて荷物もゲット、とりあえずHadibu(ハディボ)なる町でランチしながら旅程の作戦会議をすることに。


ソコトラ島を訪れた多くの人が来るであろう、Taji Socotra Hotel横の食堂(現地の人も沢山来る食堂)。


久々に見たプルトップ缶。前にもどこかの国で見かけたけど、どこだっけかな。ていうか、頼んでも居ないのにペプシコーラが供された。
炭酸ジュース出しとけば、とりあえず問題ないだろう的な考えだよ。炭酸いらないからシャーイをくれ!そして、食堂前にはヤギがウロウロ。
前日まで午前様+土日出社が続き、なかなかリサーチすることができんかったので、「ボトルツリー」と「竜血樹」をキーワードに旅程を組み立ててもらう。
出てきた旅程は、ゆったり、ゆるゆるなものに見えたのだけれど、キーワード以外の情報持ち合わせておらず、受け入れることに(調査不足が残念)。


ドライバーとサシで出かけることに。ドライバーは英語が話せないという前情報があったけど、そんなことも無く、なかなかの英語力。
(ガイドのムハンマド君は、英語ガイドが必要なら追加料金を支払えと。ドライバーのホテル代とか、色々不可解な料金だったなぁ・・・。)
ちょっと寄りたいスーパーがあるんだけどと、申し訳なさそうにドライバー。ここが、スーパー!? そして、購入したのは例のカート


お次に寄ったお店で、お好きなジュースを買っていいよと。炭酸はいらんから、水をもらっておこう。


思っていた以上に、綺麗でフラットな快適な道を疾走してDelisha beach(デリシャビーチ)をチラ見しに。
本当は、Homhilに行きたかったけど、「時間無い、風強い」といことで行くことできず。


暫く疾走するとビーチに打ち上げられた船。モンスーンによって打ち上げられてしまったそうだ。帰りに見るとしよう。


ランドクルーザーは快適に飛ばしてDelisha beach(デリシャビーチ)を目指す。この道、本当に快適だなぁ~。
帰国後に知ったけど、ソコトラ島は東西に100km、南北に40km、人口4万人超にして標高1500mの山もあるという。


海には漁をする船がちらほら。今はモンスーンの時期のため、漁は盛んでないという。


やってきたDelisha beach(デリシャビーチ)。強風で砂がピシピシ肌にあたって痛いっ!


こんな所で、シーズンには多くの人が来るという、ロシア人、ドイツ人、イタリア人・・・。奥の斜面は毎年の強風で積みあがったものと思われる。


こんなところがDelisha beach(デリシャビーチ)。しかし、誰もおらんかった・・・。


近くのビーチ。こちらもDelisha beach(デリシャビーチ)になるのかな。
こちらはお店があって、くつろげる日除け小屋(?)もある。シーズンにはたくさんの人が居るのかな。


やることもなく、とりあえずパシャパシャ。そして、ボートが行く。



さらっと見終えて、先ほどの座礁船で車を停めてもらう。ドライバーは『いつでもどこでも、気になる場所があったら”停まれ”と言ってくれ』と。


ばっくり割れてしまった座礁船。


再び走り出して、綺麗な海に目を転じるとシュノーケリングをする人たち。


そして、そこら辺に、あちこち生えているボトルツリー。正式名称はデザートローズというらしい。


ボトルツリーのナイスショットは撮れなかったんだけど、こんな岩肌壁面に生えているんだから、不思議な植物だ。
なんだか、置いてあるみたいだよ。斜面の一面に生えているところを見ると、本当、置いてあるみたいな感じだった。


再び疾走。でかいな、この島・・・(訪問時は島情報知っておらず)。海沿いの道を左折して山方面へと。


Diksom(ディクサム)方面へと道を走らせ山に入ると、竜血樹が、あちこちに!


倒れてた竜血樹も。巨大ブロッコリーの様だよね。


オフロードをガンガン、まさしくランドクルーザーだよ。頼もしいランドクルーザー!


ばばーんとアイスランドのギャウの様な風景。どなたかのブログよりWadi Daheroという場所みたい。


そんでもって、そのWadi Daheroから少し奥に行ったところにある、小さな村。


今夜はここを寝床とするらしいんだけど、村のちょと奥に行ったところからもさっきの谷間を眺める。


谷間の向こうに目をやると、ずらららら~と並んだ竜血樹!


石灰質のせいか、雨水の通り道がえぐられていて、残った部分がナイフのようにとがっている岩。


あちらの家が、宿泊小屋のオーナー一家が住むところ。


wifiはもちろん、テレビもねー!ラジオもねー!電気もねー!なのだが、『シャワーあるよ』と行ってみるとドラム缶に貯められた水…。
でも、綺麗に清掃されていて清潔感はバッチリであった。このドラム缶の水を見て、中島らもの「がだらの豚」を思い出したよ。
あの小説では、悪者がドラム缶に貯えられた水に害虫を混入させて村人を死に至らしめたけど…。そーゆーの水に入ってないよね?
しかし、無い無い尽くしの環境。やばい・・・、つぶやきたい!チェックインしたい!指がプルプルとネット依存症の人には厳しい環境。


やることも無いので、その辺を散策することに。庭に生えている大きな竜血樹。枝が毛細血管の様に張り巡らしている。


晴れ男なんだけど、小雨が降ったりして、天気がよろしくない。今夜は、満天の星空を望めないなー。


放牧中の家畜と竜血樹。


竜血樹、3兄弟。


竜血樹と家畜をもういっちょ。


さっきの谷間の所にやって来た。


ふと目を転じると、あんなところにヤギ(?)が。向こうもこちらの存在に気づいて、じーっと見つめる。


宿泊場所に戻ってきた。テント泊を想定していたけど、壁も屋根もあって、快適空間だ。
ってか、こちらが2時間ほど散策している間、ドライバーと家主はずーっと話をしていたみたい。


やることないので、その辺の岩に寝転がって、ジェームズタレル作品のごとく、空の青色変化を観察。


日も暮れ始めて、小屋に入るとランタンが!おぉっと、暗闇生活と思っていたけど、明かりが用意されてるんだね。
ちなみに、この部屋にはカラー写真が沢山あって、その現像されている写真の枚数から、相当裕福な家庭かと思われた。

晩御飯は、一般的なスパイシースープにホブスで美味かった(撮影し忘れ)。晩御飯食べた後は、写真を見たりトークをして就寝。
シャワーは、肌寒くなった気温と冷たい水のためパスすることに(シャワー室電気ないし、水冷たいしで無理!)。
汗を流すことできず、明日のホテルが待ち遠しい・・・。 とりあえず、汗拭きシートを持ってきて良かった!(日本の素晴らしい商品の1つ)