山口旅行(下関、長門、萩):萩、下関編


早朝に改めて展望露天風呂へと。昨夜はカメラを持参し忘れて撮れんかったよ。結果的には、朝の方が景色も見られてgoodだねっ。誰も居ないことを良い事に、撮影に興じましたわ。



こんな感じ。風呂を出て、散策できそうな広さだよ。朝のひんやりした空気と温かいお湯にて目覚めのリラックス。



風呂上がりに朝食。あんまり期待していなかったのだけれど(失礼)、これが、これが。美味しい料理に、沢山の品数で大満足でしたわ。スタッフサービス良し、お風呂良し、朝食もようございましたわ。ホテルの選択、正解でしたよ。



チェックアウトして最初に向かったのは、ホテルがある丘を下ってすぐの所にある厳島神社。厳島だけあって、池から鳥居をくぐって、すぐさま参拝できる造りになってますわ。明神池は、池となっているけれど、岩の隙間から海と繋がっていて、干潮、満潮の影響を受けているんだってさ。海水魚がおるんだねぇ。



狛犬さんに、おはようございます。



池の水面が尾びれでゆらゆらと。複数匹で回遊する魚でしたよ。




厳島神社の参拝終えて、次に向かったのは、前日に時間無くて見送った東光寺。ここ、気になってるわ~。歴代毛利家の奇数藩主墓所でもあるんだってね。



改めてで、門の向こうを見て、心に刺さる景色!



拝観料を支払って、いざ(ざっざっざ)。満開じゃないけれど、桜の花道が良いわ~!本当良い!ここ、満開の時に来たら、失神してしまいそうだよ(きっと)。朝から気分良いですわ。



こちらは、本堂になるのかな。調べてみたら、大雄宝殿言うみたいだね。後でも色々と出て来るけれど、中国に近くて、ダイレクトに文化・技術が入り込んでくる場所ゆえに、関東なんかで観るお寺とは、趣が違いますわ。


黄檗宗では本堂を大雄宝殿と呼びますが、「お釈迦様のいらっしゃる所」という意味です。現在でも中国・韓国では同じように呼んでいます。堂内は土間叩仕上げで、中国明時代の法要の法式を継承する黄檗宗の読経は現在でも立ったまま行います。



鬼瓦も歴史と力強さを感じますわ。大河ドラマの「太閤記」でタイトルバックに使われたんだとか。見てないから知らんけど、ふ~ん、ふ~ん。とりあえず、格好良いわ!



こちらが、その鬼瓦紹介のパネル。




さてとで、この先が毛利家廟所 となるところ!良さげな雰囲気がぷんぷん!



人が居なくなった状態で、改めてパチリ!神々しく光り輝いてますよ!



前日の雨のおかげで、足元がきらきら光ってますわ。



パノラマで撮影。良い~!墓場だけれど…。



奥までテクテク。これってば、中国の少林寺総本山となる嵩山少林寺でも見かけたデザインだね。



奥から、来た道を振り返ってみた。灯篭がずら~っと。まるで兵馬俑みたいだね(実際に、そうだという意見も)。どちらも、同じお墓だしね。そして、こちらの灯篭は500基以上もあるんだとか。更に、お寺なのにもかかわらず、鳥居があるという、神仏習合時代を色濃く反映しているものらしい。関東から離れた場所ゆえに、廃仏毀釈を免れたんだろうね。



パノラマでもパチリ。自分は兵馬俑と言うよりも、チェスで沢山置いてあるポーンのように感じたよ。この灯篭ってば、頭が丸くなっていてポーンみたいだよね。



帰り間際、改めてパノラマパチリ。ええわ~!



門の所で、再びパチリ。ここからも、ええわ~!雨後に朝日で照らされて、キラキラ感がまた良い!



さっきの大雄宝殿、反対側の留鬼瓦をパチリ。同じデザインなんだろうけれど、ついつい(写真に撮ってしまう)ね。もちっと望遠が欲しい~。



上に乗っている、鯱も良いですわ。こちらも望遠が足りない~。そして、もっと目線を平行にして撮影したいわい!



再び戻って来て、こちらは木魚の原型となった「魚板」(魚鼓)と言うものらしい。シーラカンスみたいだね。



帰り道、境内の脇から、何かお店でもあるのかな、と。ん?パン屋ですわ。もちっとで開店するみたい!暫く辺りを巡ってから再び来てみるとしよう。カフェ&営業中であったら、休憩したいところであったよ(ぐた~)。



なので、歩いてテクテク、吉田松陰の墓所へと。



ここ、みたいです。



あちらは、高杉晋作の墓所。「死んだら、松陰先生の近くに」という希望が叶って、近くに埋葬。



桜道が良い感じ。で、あちらに見えるのが吉田松陰の誕生地なんだとか。でも、疲労感あって、行くことはばかって、望遠でパチリと済ましちゃいましたよ。




そのままテクテク、桜道を下って吉田稔麿誕生地へと。「久坂玄瑞、高杉晋作とともに松陰門下の三秀と称される」なんだとか。すんません、良く知らんです…。




再びパン屋さんに戻って来たよ。パナデリア KIKIと言うお店で2019年2月に新規オープンしたみたい。なけなしの現金にて購入。実は山口旅行前は仕事でドタバタ、お金を下ろす暇もなくやって来たのでした(財布の中は5000円もなし)。カード払いが多かったのと、入場券とかはトリッシュに任せて、何とかやりくりなのでした。



大きいパンは、カット販売みたい。今晩の飛行機前は食事する時間もなさそうだし、空港でモグモグするために購入しておくかな。




パンを仕入れて、お次は松陰神社へと。松陰先生、神様にもなってしまわれたか。



この小屋、教科書で見たことあるような!門下生の写真もずらり。昔のお札でよく見た顔(伊藤博文)もおりますね。



もう1つ部屋がありましたか。



宝物殿の周りに張った水には、石が並べてあって、「立志」ですよ。さすが、維新の志士を生み出したるは山口、萩ですよ。



狛犬さんこんにちは。



松陰神社本社へと。



こちら、社紋が卍ですよ。こちらも東光寺同様に廃仏毀釈を免れた、という感じなのかな。



松陰先生教訓入りとやらの、おみくじ(スルー)。



摂社をチラリ。ん?鏡かと思った円形のモノは、後ろの壁を円形にくりぬいたっぽい(多分)。



狛犬さんにこんにちは。



学びの道です。ありがたい教訓が道の左右に立ち並んでいるよ。ん、これってどこかで…、あ、伊豆下田の白濱神社で見たものだよ。教訓の文章が長いので、直ぐに断念。馬の耳に念仏でしたよ。



記念メダルと来たもんだ。




お次でやって来たのは、ノーマークだったのだけれど、トリッシュが「明倫館!明倫館!」言うからやって来てみたよ。



先ずは、入口の所にあった有備館へと。ボランティアの人が、懇切丁寧に説明してくれましたよ。


有備館は、旧明倫館の剣術場と槍術場を移して拡張したもので、木造平屋建入母屋造桟瓦葺いりもやづくりさんかわらぶき、桁行けたゆき37.8m、梁間はりま10.8mの南北に長い建物である。内部の北半分は板の間で39畳の剣術場、南半分は土間で54畳の槍術場、各その西側を藩主の上覧場とし、中間に藩主臨場などの場合に使う控室がある。有備館は、藩士の練武のほか、他国からの剣槍術の修業者との試合場、すなわち「他国修業者引請剣槍術場」でもあった。坂本龍馬も来萩し試合をしたといわれる。


  
こちらがメインとなる館になるのかな。綺麗にリフォームされておりますね。


  
カフェやロッカーもあり。カフェにて休憩したいところだけれど、観終った後にしようかね(本当は休憩したかったけれど)。


 
もう1つの建物へと。こちらは有料の展示館と言ったところ。


  
無料の性格判断ができますよ。簡単な質問に答えて、維新の志士の誰かに分類される、てな仕組み。おおざっぱやのぉ~。



展示室コーナーへと。体調不良でヘロヘロ状態にして、展示室を巡るのは辛かった…。ところどころで休憩しながら巡りましたわ。


  
渋い道具のあれこれ。


  
人力の扇風機に、螺鈿細工が施されたお洒落な鉄砲も。


 
こちらは、たたら製鉄における、ふいごですわ。これを三日三晩続けたというのだから、本当に重労働モノだよね。そう言えば、東京藝術大学でたたら操業を見学しに行ったなぁ(懐かしい)。燃える炎の光の加減で作業工程を把握していたという、たたら操業を統括する村下(むらげ)は、火を見続けることで目をやられてしまうんだよね。


 
たたら製鉄の様子と、そこから生み出される玉鋼(たまはがね)。



影像で観る松下村塾。なかなか見ごたえある物語でしたわい。



別料金にて(といっても100円)、幕末維新VRコーナーでしたわ。お金がなかったけれども、トリッシュ出してくれて、VRを体験。先日は歌舞伎町のVR ZONEへと行ってきたけれど、VRの進歩凄いわ~。これからも、どんどん進歩していくんだろね。こりゃ、引きこもりの誘惑がどんどん増していくんじゃなかろうか。維新の志士達と幕末を疑似体験しちゃったよ。




かなりぐったりして明倫館を出ましたよ。お昼も過ぎて、お腹空いた~と、歩いていて見かけたがんこ庵 へと。久しぶりのお蕎麦です。


 
毛利そばなるセットモノを注文。こちらで使用されている小皿が江戸時代のモノだったりするそうな。と言うことを食後の会計の時に説明うけて、えぇ!?それって最初に言ってくださいな、でしたよ(結構、天然なお母さんでしたよ)。蕎麦は、美味しゅうございましたわ。


  
で、維新の志士さん達は、あまり興味ないのですが、トリッシュが巡るというし、他に行くところないし、せっかく萩に来たしで、先ずは木戸孝允の誕生地へと。敷地に入りまして。



こんな感じ。屋敷に入るのは入館料が必要だとのことで、外からの眺めで退散でした。


 
ぐったり&お腹が満たされていなかったので、カフェへと。晦事(コトコト) なるカフェへ行ってみたよ。


  
雑貨なんかも置いてあって、雰囲気も良い感じ!


  
バタートーストを頼んで、ちょいと休憩。はぁ~、お腹を満たして、体力も少し回復。


 
名残り惜しく、雑貨を愛でてから、トコトコを退出。



お次は高杉晋作の誕生地。木戸孝允に比べると、ちょと小ぶりの屋敷になるのかな?


 
屋敷には上がれないけれど、外からご覧くださいな、的な。特にファンでもないので、外からだけの見学で、ふ~んでした…。


 
こちらの井戸からの水で産湯に浸かったのだとか。色々小物も置いてありましたわ。



  
維新の志士達の誕生地を巡りつつ、カフェ巡りも実施。今度は庭園カフェ畔亭へと。


  
こちらも、雑貨屋さんを兼ねたカフェと言ったところ。 トリッシュが『”ギャルリももぐさ”みたい』と言ったら、店員さんが、『いえいえ、あそこと比べるなんて、滅相もございません』と。あそこってば、全国的に有名でしたか。


 
立派なお住まいですわ。調子こいてスコーンとのコーヒーセットを頼んだけれど、ちょと食べ過ぎでしたわ。体調良くないのに、胃袋に沢山詰め込んで、再びグロッキー(あほでした)。



お庭を見つつ、あほだったな…と後悔。



 
萩を後にして、後は下関へと。最後のプチ企画を終えて帰りましょう。高速道路を一路、下関へと。


 
予定通り辿り着いたところは、關門隧道人行道入口(下關側)。再び最後の駐車スペース1つに車を停車!(ラッキー)


 
テクテクと地下道へと向かいますよ。歩行者は無料なんですわい♪ 無料企画って、良いよね♪


  
こんな道がず~っと続いてましたよ。壁には魚の群れが。ん?金子みすゞの作品か?


  
テクテクと県境までやって来た。当初は歩きとおして、帰りは船にて戻ろうとしたのだけれど、時間的な事と、体力的な事から折り返して戻ることに。


 
帰って来たよ。記念スタンプももらえるぜい! ところで、置きっぱなしのトレーナー。多分、ここに置いてウォーキングをしているんだろうね。



  
真ん中で折り返して時間が多少あったのと、下関でペトログリフを見逃していたということで、彦島八幡宮ともう1つのペトログリフを見学しに行くことにした。やって来たもう1つのペトログリフ、彦島杉田岩刻画へと。マンション敷地内の公園と言うか広場にありましたよ。この辺にありそうだな~とテクテク歩いていると、百葉箱の様に囲われた物体を発見!荒れに違いない!


  
で、こちらが彦島杉田岩刻画なんだけれども、彦島八幡宮同様にペトログリフなんて認識できんわ~。



足元にはお供えのお酒?



別の石も見てみたよ。さっぱりでしたわ…。とりあえず、観に来たことに意義がある!はず…。



  
そんな感じで山口旅行を終えるのであった。ペトログリフは訪問してみたけれど、全然に文字を認識することできなかったね。とは言え、天気も良く、色々巡って楽しい3日間であったわい。


 
晩御飯時刻に空港へと到着したので、東光寺の隣にあったパナデリアKIKIのパンをモグモグ。やぱ、買っておいて正解だよ、と美味しいパンで晩御飯を手軽に済ませて飛行機へと無事に搭乗。


山口旅行を終えて、海の幸は美味しいし、温泉もあるし、見所あちこちあるしで、良かったわ~。泊まった宿の、おもてなしも心温まるモノでしたよ。来てみて良かった山口県。東京からだと遠いし、幕末好きじゃなければ、なかなかに訪れない場所かもだけれど、お勧めですよ。そして、改めて思ったけれど、旅行って本当に良いね!