マダガスカル旅行:Madagascar(Morondava)





待ち合わせの4:30にホテルを出ると、ラントゥはおらんかった…。少し遅れてるのかなと、朝食に持参したカロリーメイトをジュジュジュと摂取して待つことに。しかし、15分以上たったけれど、やってくる気配なし!


仕方ないので、外に出てトゥクトゥクを探しに行こうとしたところ…。前方左側のオレンジシャツ男がやって来たよ(ちょうど立ち上がった)。英語が話せないので、何を言ってるか分からず…。たまたま、英語が話せるホテルスタッフが起き出してきたので通訳してもらうと、彼がラントゥから派遣されたドライバーであるとのこと。

えぇ!?別の人を派遣してきたのか!?しかも、英語が全く話せない人を…。怒り心頭である。彼も頼りない人物で、自分がホテルロビーで20分超も待ちぼうけしているのに、ずっとホテル前で待機していたのである(お互いに誰か居るなぁと認識しているのに)。無駄な時間を費やしたおかげで、ホテルを出たのは5:00前なのでした…。

しかも、出発後すぐにガソリンスタンドで給油し始めましたよ。おいおい、今から給油?ってか、ラントゥが早朝はガソリンスタンドが開いてないって、前金貰うための嘘だったのか!  更に怒り心頭でしたよ。



会話をすることもなく、道中で朝日が昇ってしまってから、バオバブ街道に到着。まぁ、早朝の雰囲気は味わえましたけどさ…。怒りをぶつけようにも、全くコミュニケーション取れず。



怒り心頭だったけれど、早朝のバオバブ街道は良かった! 怒りもどこへやら、忘れましたよ。



暫く、早朝の風景を撮影&三脚で記念撮影も。ちなみに、三脚の雲台がどこかに行ってしまってたのでした…。なんだか、色々とトラブル続きのマダガスカル旅行なのでした。


と思ったら、この後、例のデジカメエラー発症してしまって(フォーカスエラー)、お逝きになりました…。この後の良い感じの風景を撮影することできず! 雲台は無くなるし、カメラは逝っちゃうしで踏んだり蹴ったり。暫く電源オン・オフ試みるも復活せず。仕方ないのでスマホ撮影することにしましたよ。

と言うか、この時点で6:00前。う~ん、ここから宿に戻るのはもったいない。と言うことで、追加で10,000アリアリ(≒300円)支払って、奥にある愛し合うバオバブへと行ってもらうことにした。言葉が通じなかったけれど、「Lovely Baobab」は通じたよ。多分、追加料金支払わなくても大丈夫そうだったけれど、そこはきちんと支払ってあげるのでした。



スマホ撮影ゆえに、ここから格段と撮影枚数が減るのでした。カメラモード起動に手間取って、撮影チャンスを逃すこと多々なのでした。こちらは途中の道なんだけれども、こんな所も通るのか~と、対面からSUVが来ないことを祈りながら木の枝にピシピシ鞭打たれつつ進むのでした。



バオバブ街道から30分弱だろうか、愛し合うバオバブへとやって来ました! 最初は「けっ、1人で訪れているのに、何が”愛し合うバオバブ”だよ。遠くにあるしパスですよパス」なんて思っていたのだけれど、奇妙なその姿に、来て良かったわ~と。


本当はもっとビシバシ撮影したかったのだけれどもスマホゆえ撮影控えめにして、お土産売り場も撮影し損なったよ(今回の唯一お土産を購入したのでした)。お土産は、一番小さなバオバブの模型を2つ購入したのでした。2個で、お値段10,000アリアリ(≒300円)。割引交渉しようとしたけれど(お店の人、英語が通じるよ)、切りの良いお値段と、高くもないお値段に申し訳なく、言い値で購入なのでした。


ちなみに、こちらが購入したバオバブのミニチュア。ちょうど可愛いサイズなのでした。




愛し合うバオバブからの帰り道、とても良い風景だったので、トゥクトゥクを停めてもらって撮影しましたよ。スマホ撮影って、ズームしなければ、全然綺麗だよねと改めて思うのでした(そりゃ、デジカメ売上落ちますわ)。


※スマホとデジカメn混在撮影をして、困ったことは…。デジカメの時間は、特に変更せずに撮影しているんだけれども(日本時刻)、スマホは自動的に現地時間に変更されてしまうもの(マダガスカル時刻)。おかげで、帰国後にパソコンに転送して整理しようとしたら、時刻がバラバラで整理するのが大変だったよ!



ところで、バオバブ街道を走っていて見かけた墓地(に違いない)。現地の人は掘っ立て小屋に住んでいるのだけれども、墓地はレンガorコンクリート作りなのでした。 現世の人より来世に行ってしまった人の家を豪華にするとは!


マダガスカルでは、家族や先祖の遺体を掘り起こして新しい布で包み直し、遺体と共にダンスをするという神聖な儀式があると聞いていたが…。死者を敬う風習があるのだろうけれど、立派な墓地に驚きましたわ。本当はこういったところもヒアリングしたいのだけれども、会話は全く成り立たずのドライバーなのでした。再びラントゥに対する怒りが…。



逆光で暗くなってしまったけれども、中央にあるのはバオバブの木。何だか見慣れないシルエットなのだけれども…。そう、幹のあちこちから枝が伸びているのでした。


普通のバオバブは、木の上部にしか枝がないのだけれども。その理由は、葉からの水分消失を防ぐために、幹の上部以外は枝を落とすらしい。しかしながら、時に枝を落とせない木も現れるのだとか。そんなバオバブを見かけたのでした。

この後、舗装路に出て次なる目的地に向かう途中、例の悪徳警官の所で…。ドライバーがお金を要求してきた。前借りなのか別料金なのか分からなかったので(言葉通じないし)、支払いを拒むとトゥクトゥクのスペアタイヤを没収されてしまうのでした。ドライバーが、「なんでだよ~」的に気落ちしているので、仕方なく、10,000アリアリ(≒300円)を前払いしてあげたのでした。

「えっ、いいの?」と、そのお金を警官に支払いに戻ると、無事にスペアタイヤを返してもらったのでした。彼は「やったぜ!」と拳を付きだしてくるのでした。 全然言葉を交わすことが出来なかった彼と、初めてコミュニケーションできた瞬間なのでした。拳のガチンコって、世界共通のコミュニケーションなんだな、と思うのでした。




お次で向かったのは、Kimony Resort Hotel。 幹線道路からオフロードになっていて、結構な距離でした。さすが、空港から市内よりも、こちらへの送迎の方がお値段高くついている訳だよと。


スマホのGPS機能が無ければ、どこまで行くんだ!?と思ってしまう程の距離を走ってようやくに到着したのでした。何故に、こちらのホテルへやって来たのかと言うと、こちらのホテルでは敷地内に動物を飼っていて、それがレミュールなる猿なのでした。つまり、時間の都合で北にあるキリンディ森林保護区へと行かない人は、こちらにてレミュールが鑑賞できるのだ(お高いSUVをチャーターしなくても、レミュールに会える)。

ご飯がめちゃくちゃ高いと聞いたのだけれど、さてさて、どんなかな。で、スタッフに聞いてみると…。朝食が25,000アリアリ(≒750円)ときたもんだ!更に動物見学は、30,000アリアリ(≒900円)ですわ…。なお、カード払いの場合は5%の追加料金が必要とのこと。ちょいとお高いので何度か値下げの交渉をしたのだけれど、強気の態度で値引きは一切応じてくれませんでしたわ。ここまで来て何もせずに引き返すこともできず、仕方なく言い値で食事&動物見学することに。



こんな所で食事。調度品は、なかなかにお値段張るものが置かれてましたわ。が、出てきた料理は…。決して豪華なモノではなかったのでした。そして、物足りなさからフランスパン(別に美味しくはないのだけれど)を御代わり頼んでみたけれど、焼けてないとのことで却下されてしまったよ。代わりにココナッツの丸パンをもらいました。



そろりやって来た子猫。行儀よく、少し離れたところで何かをくれるの待っておりました。きれいさっぱり食べてしまって、あげるものが無く、蜂蜜をちょいとあげたけれど、食べませんでしたよ。目玉焼きの、小さな白身破片は食べましたわ(全然物足りないに違いない)。



さてとで、食事を終えてミニ動物園(?)へと。さてと、どんなところかな。で、その場所へと連れて行ってもらうと、飼育員の人が引率してくれるとのこと。檻があるのだけれど、一部の猿は外に出ていますわ。



飼育員がバナナを持ってきましたよ。飼育員がバナナを持ってきたことに気付いて、周りのレミュールがざわつきました。既に肩には、バナナが欲しがるレミュールが!




おいらにも、おくれ!と。よくよく見ると、小屋の上はオープン状態で、自由に出入りできますわ(笑)。出られない場所もあったりするけれど、出られるレミュール多数。ひっかき傷、噛まれが怖くて、おっかなびっくり餌をあげましたわ。



バナナの後なのに、葉っぱもガツガツ食べますよ。整列して行儀よく(?)食べる姿が、なんだか貴志祐介『新世界より』を思い出してしまって、ぞぞ~っなのでした。木に居るレミュールが頻繁におしっこするので、立ち位置にも気を使いわないと危ない!



レミュールに餌をあげ終えて、園内散策。こちらは、ホウシャガメ!日本に持ち帰れば、良いお小遣いになりそうだよ。もち、ワシントン条約で取引禁止されているんだけれども。



こちらはワニ。くつろいでおりました。



園内散策の間も、レミュールが後から付いてきますわ。こちらで、自分の肩にもレミュールが乗って来たので、バナナをあげました。思わず、初めての自撮りに挑戦して、ツーショットを撮っちゃったよ。レミュールとのファーストコンタクトで、興奮しちゃいました。満足度高いです!



こちらは鴨かな?鳥小屋横を這う蛇もおりました(もち飼ってる訳でなく)。レミュールが遠巻きに警戒しておりました。写真右は軍鶏になるのかな。



こちらは豚さん。食用として飼育されているんだってさ。


デジカメが使えていれば、もっと沢山の写真を撮ったのだろうけれど、程々の枚数となりました。おかげでHPへの掲載写真抽出も楽なのでした。しかし、取り逃した写真も多数…。くぅ~、XQ2デジカメよ、何故に故障してしまったのだ! シャッターチャンス逃しの不満足と、レミュールとのファーストコンタクトで満足もあり、そんな内容なのでした。ネックは、ちょっとお値段高いところ…。とりあえず、無事にホテルへと戻って少し休憩するのでした。。



ホテルで暫く休んだ後、町を散策。失ったデジカメの充電ケーブルを買い求めたのでした(10,000アリアリ(≒300円))。今の時代、何処に行っても電子機器が溢れているので、ケーブルが難なく手に入るのでした。USBとコンセントのアダプタはスマホのものがあるので、そちらを使用して何とかやりくり(同時充電できなくなったけれど)。が、この時買い求めた派手な色+LED付きの電源ケーブルが、ちょとした悪さをするのでした(後述)。



町を散策していると、再び足の悪いマルに出会った。色々と営業仕掛けてきたよ。んなら、と言うことで考えていた対岸のベタニア村ツアーを組んでもらうことにした。で、ボート乗り場へ行こうとプスプス(自転車の人力車)を呼び止めましたよ。ホテル近くから港までの往復で3,000アリアリ(≒90円)。これは、マルが居たゆえの地元民価格になるのかな。


マルから最初提示受けたのは、50,000アリアリ(≒1500円)なのでした。それは高いな~と言うと、すぐさま30,000アリアリ(≒900円)になったのでした。交渉すれば、もっと安くなっただろうけれども、まぁ、良いかと受け入れることにした(最近、あんまり値切るのもどうかなと、彼らの利益を考えて値切りは程々にするようになった)。

後で気付いたけれど、港に行けば地元の漁民が英語を話せる人が少しいるので、そちらで交渉した方が全然お安いでしょう。うまく英語を話す人に出会えないと無駄足になるリスクあるけれど。どちらを取るかですね。



マルがボートに乗るのは14:30以降だと言い出した。う~ん、朝食が遅かったこともあり、そんなにお腹空いてないけれど、確かこの辺にあった海鮮料理で評判のレストラン「Le Corail」へと立ち寄ることにした。こちらで、ダラダラ食事して時間を潰すことに。ってか、マルが当然の顔してビールを頼んだよ。別に案内をお願いした訳でもなく、たまたま一緒にレストラン入っただけなのに…(おいおい、ですよ)。まぁ、色々と会話ができるので多目に見てあげるけれど。



頼んだのはジャカジャカ(カニコロッケ)とシーフードグラタンだったのだけれど、出てきたカニコロッケは姿蒸しでしたわ。あら~、豪華ですわ!ガーリックバターが良く効いている!(バターは多分マーガリンか何か別のモノ)



出てきたシーフードグラタンはどっしりにして、蟹の身がどっさり!蟹だけでなく、イカに白身魚等もぎっしり詰まって、2人で分けたいほどの容量であった。こちらもガーリックバターが効いておりました。


長時間のフライトでマダガスカルにやって来て、そのままモロンダバに移動した翌日は日の出ツアーのために4:00起き。疲れた身体で、良くない油を使ったヘビーな料理をたらふく食べてお腹がもたれるのでした…。おかげさまで夜は、何も食べることできず…、なのでした。マルのビール代(食事代は旅行客を連れてきたとのことで無料の賄飯)も含めて、41,000アリアリ(≒1230円)なのでした。


マルを介してチャーターしたカヌーでマングローブを下って、対岸のベタニア村へと。ツアーは2人担当しましたよ。この暑さの中、カヌーを漕ぐ2人は、なかなかの運動量だったことでしょう(途中休んだりしながらも、良い汗かいておりました)。



対岸の村について散策です。電気もない村で、日中の暑さゆえ、村民は家の中でハンモックやベッドに横たわっておりました。休憩兼ねて休みたく、『どっかにカフェはあるのかな?』と聞くと、『もちろん』と。


やってきたカフェは右の写真。カフェと言うか、普通の民家ですわ。そして、カフェは家の中ではなく、軒先の元で青空カフェですわ。マダガスカルでのコーヒーはミルクが貴重なのか、ない事が多く、こちらも勿論ミルクありませんでしたよ。ちなみに、ミルクあっても追加料金となり、コーヒー代とほぼ同額を取られることになる程なのでした。こちらはコーヒー一杯500アリアリ(≒15円)なのでした。

軒先で振り向くと小さな女の子が居たので、手持ちの風船を膨らませてあげると喜んでおりましたよ。村の子供達には、飴玉を配ってあげました。子供たちは飴玉を貰いなれたもので、さわ~っと集まって次々と口の中に飴玉を放り込むのでした。ガイドが言うには、日本、韓国、中国の旅行団体は、えてして飴玉を持ってくるんだとか。

ガイドしてくれた2人はクリスチャンでした。2人とも結婚はしているけれど、結婚指輪はしておらず。それを指摘すると、後々ねと。お金の問題なのか、他に何かあるのか何なんだろうな。ちなみに、2人ともお嫁さんは町中で見出したとのこと。町にはディスコがあるので『ディスコで探したんじゃないの?』と言うと、『いやいやいや、ディスコなんかには行かないよ』と、なかなかに真面目な2人であったのでした。



こちらの村では、こんな感じで綺麗に区画整備されていました。本当、なかなか几帳面な人達だよね。ちなみに、左写真の柵っぽいものは、豚小屋なのでした。右写真は手彫りで船の製作中。写真には納められなかったけれど(スマホ撮影ゆえ)、筋骨隆々、背中だけで逞しさ伺える身体をしておりました。



ひととおり村を散策して帰ることに。向こうを見ると、地元民が浅瀬は歩きで、深い所は船を使って川を渡っているのでした。



モロンダバの町に戻って来ました。今は漁のオフシーズンとのことで、船のメンテナンスシーズンだそうだ。あ~、全然写真を撮ることのない、散策でしたわ。



ホテルに戻って、手持ちの現金が心許なくなりホテルスタッフに『現金を引き出すATMはどこにあるかな?』と。帰ってきた答えは『近くにないから徒歩は無理だよ』と。えぇ、そうなの? maps.meで調べてみたところ…。近くに銀行があったので行ってみたら、手数料無料で引き出せましたよ(現金手に入れて、ほっと一息)。



散策続けて、町のバスターミナルへとやって来た。なかなか、カオスな感じですな…。小さな掘っ建て小屋があって、沢山のタクシーブルース会社が乱立していると言った感じでした。バスは頻発してそうだから、乗り溢れてしまう事はないのかな。地元民が使用するタクシーブルースを選んだ時に、快適さが確保されているかは分からないけれど…(いや、絶対に確保されてない)。



夜になってもお腹がすくことはなく、とりあえずでバナナを買って仕入れておきました(3,000アリアリ(≒90円))。ついでに、ホテルへと戻る途中で、同じ建物内にあるパン屋さんへと寄ってみました。チョコデニッシュetcがあったので、明日の朝食用に、チョコデニッシュ、カスタードパン、食パンを購入。ってか、3種類のパンが同じお皿に積まれているから、下にあるパンが何なのか分かりにくい! お値段は5,100アリアリ(≒153円)でした。


結局お腹が落ち着くことはなく、購入したバナナは手を付けることなく、う~ん苦しいなぁとベッドでゴロゴロするのでした。そして、枕元で充電しつつ電源オン・オフで「フォーカスエラー」の解消試みるも、駄目でした…。回復した時に備えて、デジカメの充電をしたのだけれど…。

充電中に激しく明滅するLED。これが強烈なもので、眠りについて瞼を閉じても、瞼越しに光が届いてくるのでした。この光害ってば、きっついわぁと途中でケーブルを引っこ抜きましたわ(やれやれ)。