マダガスカル旅行:Madagascar(Morondava→Antananarivo→Andasibe)





本日は、先日のボートツアーで一緒したザキとともに、再び早朝のバオバブ街道へと。昨日のツアー中にバオバブ街道のツアー営業してきて、『マルに内緒だよ』と。自分も、勝手に付いてきてビールを頼むマルよりも、謙虚な彼に頼むこととした。料金は、相場となっている60,000アリアリ(≒1800円)で交渉成立したのでした。迎えの時間を聞くと4:00とのこと(早い!)。でも、お任せすることにして、4:00出発することに。


前回は、5:00近くの出発だったのだけれど、今回は、4:00ちょうどに出発。当然ながら辺りは暗く、幹線道路に出て暫く走っていると…、ふと、上を見上げると満天の星空! 月が出ているのに、天の川が見えるよ!思わずトゥクトゥクで箱乗りして、頭上を見上げるのでした。これってば(箱乗り)、タクシーだったら経験できなかったことだよ。トゥクトゥクで風を感じながら、満天の星空の元をトゥクトゥクで疾走するのは痛快でした! 早朝のトゥクトゥク(箱乗り)疾走、超おすすめ!



真っ暗なオフロードも何のその、道路脇の掘っ建て小屋で眠っているであろう地元民もなんのその、ヴォンヴォン疾走。今回は日の出前にバオバブ街道にやって来ましたよ。暗闇の中に、興ざめなライトアップがありました…。



夜が明けてきた!



朝焼けが美しいね! 三脚使ってデジカメ撮影できないのが辛い(故障中)。



大分明るくなりましたよ。気持ち良い青空が広がって来た。その気持ち良い青空に、今日も良い1日が始まりそうだよと。



あ~、素晴らしい! デジカメが使えれば…。とまだ暗いうち、道に腰を下ろして眺めるだけなのでした。ザキがテクテク側に寄って来て横に座るのでした。単なる付き添い?ボディーガード?何だろな。段々明るくなって気付いたのだけれど、道には馬、牛の糞が! 自分が座った場所は大丈夫でした…。



カメラ使えないよ~と、朝食タイムにすることとした。お土産屋さんには、こぎれいなカフェがあるのだけれど、現地民が利用する路上カフェへと行くことにした。コーヒー一杯は500アリアリ(≒15円)でした。こちらはミルクがあって、それを入れると同額の500アリアリが追加されるのでした。こちらで、昨夜購入したパンと、食べ損ねたバナナを食したのでした。ドライバーにも『食べて良いよ~』と。



やれやれ、てな感じで朝食撮りつつも、デジカメをいじっていたら、エラー解消されて起動したのでした! 意気揚々と撮影開始!そして、運台失くした三脚に直付けして自撮りも。しかしながら、カメラは完全回復しておらず、電源断の際にレンズが自動で閉じられないので、パチパチ軽く叩いて閉じるのを手助けしなければならず(結局、この症状は旅行中に直ることなく)。



昨日も、こんな風に子供たちが遊んでいました。毎日これで遊んでいるんだろうね。



3度の訪問で、バオバブ街道も満喫したので退散することに。駐車場から一足早く徒歩でテクテクして、後ろから迎えに来てよと伝えて少しの散歩。すると、後ろからスタッフの人がトゥクトゥクに同乗してやって来て、駐車場代を払ってくださいと。聞くと、その料金は2,000アリアリ(≒60円)。えぇ!?わざわざ、その料金を徴収するために、ここまでやって来たの?と驚きなのでした。ってか、全部込み料金なんだから、駐車場代は君たちで払いなよ、だよ(まったく)。そして、スタッフも、ボチボチの距離を歩いて帰って行くのでした(地元民にとっては、屁でもない距離か)。



先日にツインバオバブを撮ったけれど、改めてパチリ。よくよく見るとピースサインしておるわ。



ちなみに、ドライバーは昨日のガイドの弟君なのでした。おいおい、君が運転するんじゃないのかね、と早朝にやり取りしてたのでした。で、彼のトゥクトゥクにはスピーカーが搭載されていて、爆音で音楽かけながらのドライブなのでした。



舗装路からバオバブ街道へのオフロードはこんな感じで、凸凹なのでした。ゆえにトゥクトゥクだと右に左に凹凸避けてのドライブとなるのでした。車に酔いやすい人は、トゥクトゥクを避けた方が良いだろね(かなり揺れて跳ねる!)。



後ろからSUVがやって来ましたよ。凹凸をそれ程避けることなく、突き進んで駆け抜けていきました。さすがSUV、速いわ~!



放牧しつつ、田んぼを歩く現地人。向こうにはバオバブですよ。のどかですわ~。身を乗り出して撮影していたんだけれども、ドライバーがブッシュに近寄って、ブッシュ攻撃してきましたわ。『おいおい、君たち料金減額ね』と。そんな会話が通じることが、嬉しいですわ。



前をプスプスが走っていたのだけれど、荷台(?)にはヤギが載せられてました。『あれは、料理用だよ』と。



舗装路に戻って来たよ!気持ち良く疾走!再び箱乗りして撮影に興じましたわ。



急にトゥクトゥクを停めて、何かをチェック。調子が悪かったらしいのだけれど、特に悪さは無かったようで、再び走り出す。



こちらが、足元のスピーカーと、後ろの荷台に乗せられたスピーカー。こちらから、爆音出して疾走するのでした(うるさいわ!) 。



バス停を駆け抜ける。路肩には制限速度の標識が。ちゃんと標識ってあるんだね。



再びトゥクトゥクを停車。ガス欠だったみたいで、近くのガソリンスタンドへとガソリンを買いに行きましたわ。暫くして戻って来て、ガソリン補給していましたよ。弟がガソリンスタンドへと駆けつけている間、兄ちゃんは賄賂を支払いに警官の元へと掛けていきましたよ。


ちなみに、高額なトゥクトゥクはもちろん彼らの持ち物ではなく、彼らのボスの持ち物だとのこと。先日のカヌーも同様。で、こちらの使用料は40,000アリアリで、警官への賄賂が10,000アリアリ。つまり、彼らの取り分は10,000アリアリ(≒300円)とのことでした。今回は、これを弟と2人で分けるんだってさ。なるほどね~。儲けが半分になるけれど、弟を連れてきたのかな?兄弟愛か?



町へと戻って来ましたよ。ホテルまで送ってもらって、2人の兄弟にはバシッとチップをはずんであげましたよ。最初、『ブッシュ攻撃があったのと、爆音でうるさかったからチップ減額ね』と言うと、『おぅ~!』と悲しそうな顔で良いリアクションしてましたよ(笑)。



ホテルにてパッキングしてチェックアウト準備。こちらのビーチサンダルは、先日のATMで現金を引き出した後、目の前の露店にて購入したもの。今回のものは、9,000アリアリ(≒270円)なのでした。昨夜の露店では、昨日と同じサンダルが1,000も安く売られていたのでした…。こちらのビーチサンダルは当初10,000アリアリだったのだけれど、交渉して何とか割引。でも、これ以上は値下げすることできず(店の兄ちゃんが、『品質が全然違うでしょ』と)。確かに、品質は全然違うものなのでした。2回目にして、ようやくグッドなビーチサンダル手に入れました!



チェックアウトして、荷物を預かってもらい、昼食のレストランを探しがてら町中を散歩。最初に覗いたパン屋は売り切れでした。



さてとで、どこでお昼にしようかなぁと。鶏が路上に並べられておりました。



ホテルからバスターミナル方向にテクテクしていくと、奥の方では炭屋さんが並んでおりました。こちらではガスなんてインフラ整備されていないので、料理は炭火が利用されているのでした。



例の牛肉BBQなるモサキーキを再び食べたくなったので、こちらの食堂でお昼を取ることにした(だいたい、どこの食堂でも串焼きあり)。



冷蔵庫のないお店だったので、わざわざ、お隣でスプライトを購入してきました(1,500アリアリ(≒45円))。冷蔵庫ある隣のお店で食事をすれば良かったかな?



串焼き8本とご飯にスープ。このご飯を出してもらうのに一苦労なのでした。 riceと言っても通じることなく、厨房(といっても、すぐ隣)に入り込んでご飯の鍋を開いて指差すも全然伝わらず。


え!?嘘でしょ!?と。別にご飯を炊き途中とか言う訳でもなく…。かれこれ2分程度でしょうか、ようやくご飯を持ってきてくれたのでした。ってか、串の肉が冷えちゃってるよ! (本当、やれやれでした) しかし、串焼きは程良い塩胡椒が肉の旨みと絡み合って炭火焼が更に美味しさ増長、Goodですわ。美味しく食べ終えると、外から親父さんが仕入れから帰ったのか、海老を携えていました。なので、海老を2匹追加で注文。

ご飯とスープ、串焼き(8本)に海老2匹で5,000アリアリ(≒150円)なのでした。お安いわ~。ちなみに、真ん中写真で左上に写る手は、食堂のおばちゃん。こちらのおばちゃんに「ご飯!ご飯!rice!rice!」と身振り手振り伝えていたのでした。暖簾に腕押し、全然伝わらずに、愕然なのでした。



まだまだ時間があるので、食後の散歩です。「Morondava-Center」と書いてありますわ。



漁村が近くにあるだけあって、魚がどっさり。色々ありますわ~。足元にあるバケツから海水を適度にジャバジャバかけておりました。



こちらは野菜コーナー。里芋っぽいのから、胡瓜っぽいの、あとは竹に薪かな?



小魚なんかも、どっさり。



市場を抜けて海方向へと行ってみた。前を歩く女性、海に入って行ってバケツに海水汲んでましたよ。あ~!あの海水を魚にジャバジャバしていたのね。なかなか地道な作業ですわ。



町の方に戻って来ました。町中を普通にヤギがテクテク。



そして、ミャンマーのタナカ同様(日焼け止め)、こちらの人も女性が顔に日焼け止め塗ってますよ。マダガスカルの人は元々アジアからやって来たと言うことでアジアの風習なんかがあるんだね。バケツの中に入っているカラフルなモノはアイス。これをチューチューしている人を良く見かけました。



再び市場を抜けて移動。



こちらは建設中のスタジアム。この村にスタジアム?てな感じなのでした。サッカーなんかが開催されるのかな?



こちらはホテル近くの道で、家具屋さんが並んでいましたよ。カンボジアにて、ずら~っと並ぶ家具屋を評して現地人が「(森林を)desloy」と呼んでいたのを思い出しました。 こちらの家具屋は、そこまでずら~っとはしていなかったけれど。



ホテルに戻ったので、アイスクリームを食べて一息。こちらにて、初めて日本人の人に会いました。アフリカを周遊していると言っていたけれど(しかも、女性1人旅)、マダガスカルを最後に帰国するんだとか。少し会話しましたよ。手持ちのガイドブックを渡して、情報提供したりして。



空港へ向かう時間となったので、空港までトゥクトゥクで行くことにした。こちらもザキの手配によるもの。料金20,000アリアリ(≒600円)なり。現金が無くなってしまったので、チップをはずむことなく正規料金で行くのでした。



モロンダバ空港へと到着~。めっちゃ時間に余裕を持っての到着でした。



航空会社ごとのカウンターはある訳もなく、唯一のカウンターにてチェックイン。近くの欧米人が、「このカウンターで全てを済ますのね」とリアクション。空港では、初日から連日見かけた韓国人のツアー客と再び遭遇(バオバブ街道やレストラン)。毎日会いますねぇとご挨拶。



チェックイン済ませて、時間を持て余す。空港の玄関には次の便を待つタクシーの運転手。漁村の人や人力車を生業とする逞しい人もいれば、メタボっている人も居るんだなと。ちなみに、空港にはタクシー料金のパネルありました。定額制となっていて、街中までは25,000アリアリ(≒750円)、例のKimony Resortまでは35,000アリアリ(≒1,050円)となっておりました。



空港にはエアコンなんてものはないので、とても暑かった…。待合室の奥には、簡易バーと言うか小さな売店あり。写真の許可を確認すると、『良いわよぉ』と。



定刻どおり飛行機やって来て、乗り込む!



飛び立ちました。モロンダバの町並みが眼下に。



眼下を見ていると、森林の濃度がくっきりはっきりと境目あり。こんなにも明確なクッキリ境目なんだね。海かと思ってしまう程の濃紺な色合いでしたよ。



ここはアマゾンですか?てな感じの景観(アマゾン行ったことないけれど)。






そうこう、あっという間にアンタナナリボに戻って来ましたよ。稲作の田んぼが、所狭しと広がる!



着陸~。アンタナナリボは涼しい!今まで灼熱のモロンダバに居たから、からっと涼しいアンタナナリボが快適!



荷物を拾い上げて、後半の旅が始まる!ここからは英語が話せるドライバー兼ガイドをチャーターしたから、後は助手席に座っているだけで大丈夫! 空港出て無事にドライバーと出会うことできて、そのまま本日の目的地「Hotel Feon' ny Ala』へと。到着予定は21:00頃ですわ。で、用意されていた車は、今回旅行で初めての4WD! トヨタのプラドで非常に頼もしい!



アンタナナリボの中心地は避けて、外周をまわりつつアンタナナリボの東へと。それでも、道中混み混みしているよ。そして、アンタナナリボが丘の町であることが良く分かる感じで、道がアップ・ダウン。し、しかし、空気が悪いことこの上ない! ドライバーは慣れたモノなのか窓を開けっ放しにするのだけれど、Morondavaと言う田舎(空気良いところ)からやって来た自分は慣れていないもので気分が悪くなってきたわ…。それくらい空気が酷い!



本日の宿到着が21:00頃になると言うことで、自分は食料を仕入れて車中で食べる、もしくはホテルの部屋で食することにした。宿の食事ってば高くつくし、街中で仕入れておけば安く済むからね。



適当なところで車を停めてもらって、パンを購入。3つ購入したのだけれど、そのうちの1つが大きく、『半分にしてくれないかなぁ』と交渉試みるも、なかなかコミュニケーション取ることできず、パキット半分に折ってくれましたよ(笑)。 そして、冷蔵庫に収まったヨーグルト。これってば手作りなんだよねと、1つ購入して、その場で頂きました(美味し)。


何だかんだで、少々時間かかってしまって、『ごめん、ごめん、コミュニケーションに難儀したのと、ヨーグルトをその場で食べてきて時間かかったよ』と。会話で意思疎通できるところが素晴らしい! 旅行前半のMorondavaは、なかなかにコミュニケーション取れない事、多々だったからなぁ。なお、パン×3とヨーグルトで1,000アリアリ(≒30円)なのでした。

ちなみに、首都であるアンタナナリボは道が狭いくせに、車の往来が激しく、なかなかに車を停めるタイミングが得られなかったのである(=良さげのお店に停まることできず、停車できるところの近くにあったお店へと行くことに)。そして、そんな狭い道の路肩で腰を掛ける人沢山。そこそこのスピードで通り抜けるんだけれど、そんな所に座り込んで危ないわ!と。



こんな感じで道は広くはないのだけれど、大型トラックがバンバン走っているのがマダガスカル。なので、前にスピード出せないトラックがいたりすると、ゆっくり走ることになってしまう。そして、追い抜きも、ご覧の状況なので、なかなかに難しいこと多々。ちなみに、トラックは過積載気味なので、スピードは出ないし、横転事故なんかも良くありますわ。ついでに排気ガスも酷い!(ごほごほっ)



そんな状況なので、ほどほどの距離に加えて、スピード出せない状況もあって到着まで時間を要してしまうのであった。今回使用しているルート2は、特にトラックが多いのだとか。まぁ、この道しか選択肢がないんだよね、東へ行くためには。



到着したHotel Feon' ny Ala。 ドライバー兼ガイドのムボラ君は、賄いご飯を食するとのことで食堂へと。到着が21:00となったので、自分は途中に車中にて購入したパンをモグモグ。今朝は日の出ツアーに出かけたりして疲労も蓄積。早々にシャワーを浴びて、ベッドにゴロリしてリラックス。ちなみに、シャワーのお湯は10分限定とのことで、注意(全然大丈夫だけれど)。



宿は、こんなお部屋なのでした。カメラだとそれ程でないけれど、山小屋ロッジと言ったところで照明もそんなに明るくない。ちょっと暗いので、読書なんかは厳しいよ。さてさて、明日は早朝トレッキングツアーがあるので、目覚ましセットして早く寝ないとな(毎日早朝起きしているな)。宿泊客も少なく(少なくとも周りのロッジには居ない)、聞こえるのは鳥と虫の鳴き声だけでした。