マダガスカル旅行:Madagascar(Palmarium→Andasibe)





6:00前に目覚めて辺りを散策。ボート乗り場に行ってみた。



気持ちの良い風景が広がってました。今日も良い1日になりそうだ。



足元ちょいと古い木だったので、気を付けて桟橋テクテク。ベンチに座って自撮りしてみた。なかなか良い感じかな(しかし、座り心地は決して良くなかった…)。



良い1日が始まると確信持てる風景を見て、コテージに戻って来た。相変わらずでレミュールがやってくる。もう、部屋に入られないよう、窓を閉めて出入り口も椅子で塞いで開かない様にして朝食へと。こりゃ、最初に預けたバナナなんかを部屋に持ち込んだら、狂喜乱舞、レミュールが部屋に入り込んでくるね。



マダガスカル定番の朝食スタイルでした。が、ここで出てきたパンが美味しかった! ストウブで焼かれた(に違いない)パンは、外はカリカリ、中はモチモチなのでした。セララバアドで食したパン を思い出しましたよ。


今までいけてないパンばかりだったけれど、今回マダガスカルでようやく美味しいパンに出会えました。そして、驚いたのはパッションフルーツ。甘みと酸味が見事なバランスで、今まで食べたパッションフルーツの中でぴか一の美味しさでした(もともと、そんなに食べた回数ないけれど)。う~ん、パッションフルーツってば、美味しい果物だったんだねと。そして、やはりパイナップルジュースは昨日に続いて美味かった!



朝食後は広い敷地内(?)の午前トレッキング。最初はどんなものなのか良く分からなかったのだけれど、施設内の動物・植物をガイドの説明を聞きながら散策し、その後、隣接する林の中を軽く散策するというものでした。本日も、一応長ズボン&スニーカーで参じたのだけれど、ガイドは半袖半ズボンにサンダルでしたよ。それを指摘すると、『蚊は俺のことを嫌っているから大丈夫だ』と。



最初に紹介されたのは、こちらのシナモン。木の皮を軽く剥ぐと、樹皮からは、ほんのりシナモンの香り。



こちらは名前を聞きそびれたけれど、すり潰すと傷薬になるというもの。『採取の際に傷ついたら、これを塗れば大丈夫』てなジョークを飛ばしてましたよ



こちらはオーストラリア産の木で、樹皮が紙として使えるんだとか。なので、オーストラリアでも、このホテルでもトイレの裏に木を植えています。と、これまたジョークを飛ばしておりました。なかなかに白人的ユーモアのあるガイド君なのでした。英語は聞き取りやすいし、ユーモアあるしで、サービス精神あって(昨日のアイアイ撮影)優れたガイドなのでした。



こちらは有名なタビビトノキ。方向が分かったり、中にある水を飲むことが出来るんだよね、と知ってる、知ってるだったのだけれど。ナイフを刺して、ぴゅーっと勢いよく出てくる水。そんなにたっぷりの水&お手軽に水をゲットできるんですか!と驚きでしたよ。



今朝朝食で食堂に向かう際気付いたのだけれど、大きめの花壇と思っていた所には、 ホウシャガメが居たのでした。これを一匹持ち帰るだけでも、今回の旅費くらいにはなりそうだ…(ごくり)。ガイドが『オス・メスの見分けがわかるかい』と。何かのブログで知った『腹の凹み具合でしょ』と言うと、『そのとおり!重さが分かるかい?』とホウシャガメを持たせてくれました。ホシャガメは特に臭くもなく、4kg位だったかな。



写真に写ってないけれど、花壇の中に蛇がいて、隣のコテージに居る夫妻が蛇を写真にパチリ。すると、辺りからレミュールが近寄って来ましたよ。説明を聞いて驚いたことに、こちらに写る茶色と黒のレミュールは同種で、オスとメスの違いなんだとか。えらい毛色の違いだね。



ふと、頭上の気配に気づいて上を見ると、レミュールがぶら下がっておりました。帽子でも取り上げる悪戯しそうだったのだけれど、特に何もせず。



『これなんだか知ってるかい』と。さやえんどうのようではあるけれど…。お隣から『バニラでしょ』と。『ご名答!』なのでした。その製造工程を教えてくれました。最初は手作業で受粉させて(面倒!)、その後、実がなったらお湯で軽く茹でて、2日ほど毛布にくるんで発酵。その後は日中に天日干し、それ以外は毛布にくるんで収納。それを3ヶ月程続けるとのこと。なんだかんだで半年以上かかるので、手間暇がめちゃ必要なんだとか。そりゃ、お高いお値段も納得ですわ。



コテージ周辺の散策を終えて、ここからは隣接する林エリアへと。と同時に樹上をたどってレミュールが付いて来るのでした。



まるでRPGで敵モンスターが待ち構えるかのように、 そこで待ち構えておりました。



しかし、全然餌は貰えずなのでした(笑)。



ここで、ようやくガイドがバナナを小さく切ってあげてました。『バナナは糖分があり過ぎるから、あげるのは少しだけだ』だそうです。レミュールは、なかなかに行儀良く、我先にとなることもなく、静かにバナナを受け取るのでした。



こちらのレミュールは額が半月のマークとなっていて、ポケモンのキャラクターかいなと(笑)。愛らしいやつでしたよ。



次の場所へ移動中、『あ、カメレオンだ』と、 アンタナナリボから1人で来ているおっちゃんが発見したよ。パッと見で、おんぶする形で2匹いるのか?と一瞬思ったのだけれど…、違うみたいだね。単に大きく口を開けていたのでした



その後大きく口を開いて、閉じたのでした。結構、縦長なカメレオンでした。ところで、1人で来ているおっちゃん、ここへは4度くらい来ているそうなんだけれど、しゃべり方がどうもお姉言葉なのでした。そっちの人なんだろうなぁと思うとともに、ここに来るって事は結構裕福なんだろうなぁと。



こちらはカカオの木。実が小さいタイプの木なんだとか。色々なモノが植えてあるなぁと思いましたよ。



で、こちらはマダガスカルで一番小さな蛙なんだとか。草の間に貯まった水をあちこち覗き込んで、見つけてましたよ。



移動の途中で見つけた、トカゲ。日向で気持ち様さそうにしておりました。



さてとで、暫く散策。お目当てはインドリなんだけれども、一向に見当たらず。ガイドが、インドリの鳴き声を真似して呼び寄せている(?)のだけれど、現れる気配なし。あらら、今日は駄目かねぇと思うのでした。まぁ、昨日にインドリ見かけたから、別にいいけどね。真ん中写真は、途中見かけたワラビらしきもの。



丘の上に行って、引き返すことに。途中、再び見かけたカメレオン。可愛らしいわ。



自分が11:00過ぎにこちらを出ることにしたので、引き返す時間となった(本当は13:00発だったのだけれど、ホテル食事は高い!とムボラ君に伝えて、早目に発ってホテル外で昼食にすることとした)。テクテク、割と早足でホテルに向かっていると…。一番後ろを歩いていた例のおっちゃんが、普通の話し言葉で『インドリ、ここに居るよ』 と。


あら~!道のすぐ傍に居たではないか! ガイド含めて皆見逃していたよ。そして、おっちゃんは、カメレオンと言い、インドリと言い、良くぞ見つけてくれたよ。彼がいなかったら、見逃していたモノ多数だな。と言う訳で、見事インドリと近接にてご対面。



こちらでも、バナナの小片をあげることに。ガイドが女性に渡して、インドリも行儀よく、ゆっくりと手を伸ばしましたよ。



彼女が上手く手を差し出さないものだから、インドリもバナナ拾えず(笑)。最終的には、ゆっくりと顔を近づけて直接食べてましたわ。



背中を撫でてもOKみたい。



自分もバナナをあげて、背中を撫でてみました! そして、写真を撮ってくれたので、珍しく自分の写真も掲載してみたりして。大人しくて行儀良く、可愛い奴じゃったわい。



ガイドがインドリの鳴き声を真似して、頭上の方に声掛ける。あちらにもう1匹、インドリおりました。すると、2匹とも、つられてなのか鳴き始めましたよ。目の前で鳴き始めたインドリ。思わず動画モードに変えて撮影したのでした。しかし、目の前で鳴かれると、やかましいですわ。



と言う訳で、全てのミッションをクリアして、ホテルへと戻るのでした。限られた時間内にミッションコンプリートでラッキーなのでした。



チェックアウトする前に、フレッシュジュースでも飲みたいぞと。『何があるのかな?』と尋ねたら、『何も準備していないけれど、注文したら何でも用意するぜ』と格好良い事言うので、美味しかったパイナップルジュースを注文。少しして出てきたパイナップルジュースはさすがに冷えっぷりがバッチリじゃなかったけれど、美味しゅうございましたよ。お金はユーロで支払いして、Palmarium Reserve(パルマリウムリザーブ)を満喫!2日間ガイドしてくれた彼に気持ちのチップを手渡して、「ありがとう」と。



再びボートに乗って帰るのでした。可能であれば、もう1日程滞在したかったよ。カヌーや釣りをして楽しむこともできそうだ。先ほどのガイド君に『カヌーで遊べるんかな?』と聞いたら、『もちろんだぜ』とのことでした(ボート運転手は英語話すことできず)。



ボートで疾走していると、前を行くボートが。あちらには別の宿泊客が乗っておりました。あら、別々のボートでしたか。一緒にしても良いのに…。客の望む時間帯に運行させるんだろうね。さすが、プライベートボートで送迎するという、それなりのリゾートホテルですわ。



こんな感じで、住民もいたりして。たった今、HP作成で知ったのだけれど、こちらの細い陸地を線路が通っておりましたよ。そこを走る電車に乗ってみたいわ~。



細い水路を通り抜けて、あと少し。眼前に広がる、低く立ち込める雲。暫くしたら、雨が降りそうだ…。



とりあえず、到着~。ビーチサンダルにて、今回はサポート不要だぞ(もう、チップもないからね)。すぐさまムボラ君がやって来てお出迎えしてくれましたよ。頼もしいのぉ!



さっそくにプラドに乗り込んでレッツゴー! 『昨日の晩御飯で隣にいた夫婦が凄いこと言っていたわ。”毎年2カ月の旅行をしている”だとさ』と言うと、『その夫婦のドライバー(多分)と同じ宿だったよ』と。彼(ドライバー)は23日間雇われて、マダガスカル中を運転するんだとか。 ほぇ~、羨ましい旅程だわい。



再び悪路を走る!今回はパイナップルジュースくらいしか胃袋に入っていないので、ポンピングロードも大丈夫。



前回川をじゃぶじゃぶと渡ったのだけれど、少し下流の所に橋がありましたよ。



結構な悪路ですわ。そして、この後、舗装路に入ってから通り雨が。オフロードで土砂降りは勘弁だね。でも、現地の人は土砂降りでも原付で走り抜けるんだろうなぁ。ちなみに、行程7kmの道を、現地の人がすたすた歩いておりました…。健脚ですわ。



舗装路に入って快適な道にやれやれと。と同時に『トラックも現れるよ』と。つまり、糞詰まり生じて、トロトロ運転を強いられると言うこと。ついでに、排気ガスで空気も悪い!



雨の中も、雨上がりでも、車は歩行者を考慮してスピードを落とすことなく、バンバン走り抜けますわ。つまり、歩行者はかなりの水しぶきを浴びているはず…。歩行者優先、歩行者配慮なんてものは、まだまだ存在しないマダガスカルなのでした。



適当なところでランチにしようぜと、ムボラ君が見つけた食堂。『決めた理由は?』と問うと、『綺麗だったから』と。確かに綺麗で、お店の中には冷蔵庫もあり。そしてメニューもちゃんと掲示されてます(しかし、なんて書いてあるのか分からんわ)。ムボラ君に読み上げてもらって、牛タンシチューを頼んでみることにした。



ムボラ君は鶏肉とご飯にスープ(セットかな)。自分は牛タンシチューにご飯とスープ。ついでに、手作りと言うレモネードを注文してみた。昨日はレモネードと称してラムネソーダだったのだけれど、こちらは期待していたスッキリ味わいで美味しい!



足元を通り抜ける物体に、何かな?と思ったら猫なのでした。君の顔ってば、知り合いの顔に似ているから、懐かしい人の事を思い出しちゃったよ。



マダガスカルの料理で出てくるご飯は、大盛りなのでした…。そして、出てきた牛タンシチューは、うんまぁ~い! なのでした。これは美味しい! ついでに頼んでみたポテトフライは、ニンニクがしっかりと効いていて、程良い塩加減。これまた美味いわ~なのでした。現金もしっかりと手に入れた今、ムボラ君の分も奢ってあげて、しめて12,000アリアリ(≒360円)なのでした。う~ん、素晴らしい!



ところで、道を走っていると、道端で手にウナギらしきものを持った売人がぽつぽつと。ウナギっぽいけれど、あれは何だろうなぁ。



気になったので、ムボラ君に『次、魚売りが出て来たら停めて!』と伝えて停まってもらったよ。こりゃ何だろうなぁ?とりあえず、撮影させてもらいましたわ。快く撮影させてくれたお礼として、子供にお菓子を渡しましたよ。しかし、ドライバーと、こういったコミュニケーションが取れるというのは、助かりますわ。モロンダバでの会話成立ゼロだった時は、辛かった!



以外と傘をさしている人も多数。もちろん、傘をささない人の方が多いが…。そして、傘をさす人は、さすがにで、車が来ると避ける人多数なのでした。そんな歩行者に対して、傘をさす人ささない人関係なく、車は疾走しますわ。



こんな大型車がスピード出して走っていても、脇に避けない人が居るんだよなぁ。怖くないのかしらん。



本日の宿泊先は、往路で利用したところに宿泊するのでした。そして、同じコテージでしたよ。本日はナイトトレッキングの予定だったのだけれど、結構な土砂降りなとなっていて…。ちょいとゴロリして起きてみると、相変わらずの土砂降りですよ。眠いし、疲れているしで行くのが億劫になりましたよ。そんでもって、靴は絶対に濡れますよ。


ナイトトレッキングと言うだけで、どんなだかあまり良く分からずに、山の中でも歩くのかなぁと思って、車で待っていたムボラ君に『こんなに雨降っているけれど、中止にならないの?』と聞くと、『問題ないよ』と。そ、そうっすか…。面倒いなぁと思いつつ、靴が濡れるのが嫌だったので、『ビーチサンダルでも行けるかな?』と聞くと、再び『問題ないよ』と。どんなツアーなんじゃい?と思いつつ、ビーチサンダルに履き替えて出かけることに(Morondavaで買ったビーチサンダル大活躍!)。



で、その内容はと言うと、アスファルトの道沿いをテクテク歩いて行くのでした…。それ、早く言ってよね! な訳でビーチサンダルで全然問題なし! そして、ガイドは真っ暗闇の中をヘッドライトで両脇のジャングルを照らしながら、『あそこにカメレオン!』とか『あそこに樹上カエル!』って、おいおい、そこそこ明るいとはいえ、その小さなスポットで良く見つけるなと。


持っていたスマホで撮影したけれど、こんな感じのナイトトレッキングなのでした(暗闇の中で、ライトで照らした箇所だけが、ポッと明るいだけ)。大きめのカメレオンや、レミュールだったら自分も、『あ!いた!』と何とか視認できたけれど、樹上カエルなんて居るような居ないような…でしたよ。本当驚きの発見能力に、仕込みなんじゃないかと思いましたわ。



ビーチサンダルのお陰で靴を守ることできたけれど、ズボンの足元はずぶぬれになりました…。寒くならなかったのが幸いでした。で、ホテルに戻って来て、本日の晩御飯はケチることなくホテルレストランで取ることにしたのでした。注文したのは牛肉の串焼き。なかなかに美味しゅうございました。


Morondavaで見かけたスパイスと同じようなのがあったので付けてみたのだけれど、こちらのものは辛かった! で、翌日にムボラ君に『昨日のレストランのスパイスは、中華系のお店のためか辛かったよ』と。そこから辛さ談義が始まった。で、自分が持っていた、タイ人の辛さに強い秘密について、面白い噂話を伝えたところ笑っておったよ。笑いを伝えることが出来るコミュニケーションレベルって良いね!と思うのでした。



お肉と来たら、飲み物もね!と言うことで先日はGOLDと言う銘柄にしたのだけれど、本日はTHBなる銘柄を注文。お会計はアリアリで支払って、残金が3,000アリアリ(≒90円)だけとなるのでした…。明日は帰るだけだし、最後のお昼はどっかのホテルでユーロorカード払いにするから大丈夫でしょう!