直島(宮之浦、本村、ベネッセ) |
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んで、特に期待もなく訪れた安藤忠雄建築の地中美術館であるが、結論から言うとものすごく良かった。館内を歩き回って、その洗練された雰囲気が神殿というか修道院というかコンサートホールというか、ワクワクしてしまった。特にクロード・モネの「睡蓮」の部屋に踏み入れたときには、絵がドバーンと視界に飛び込んできて、ウン十億という絵はそっちのけで部屋のつくりの方に関心が向いてしまった。 ジェームズ・タレルもまた良し。予備知識なく訪れて、グループ鑑賞する隣の人が、ズンズンと前に踏み込んだときには「え!?入って良いの!?」と驚いてしまった。まるで、映画のスクリーンに飛び込むかのような感じで作品に触れることができる。作品と作品をつなぐ途中の回廊もこれまた良く、ワクワク感がつのる。ウォルター・デ・マリアもまた良し。圧倒的な重厚感による存在感と部屋の中を反響する靴の音・・・。 |
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こういったアート作品を施行する業者は大変だとのこと。機能的に理解に苦しむ図面が引かれた設計図。設計図に従うと、ボロボロのトタンを取り付けたりする。また、その取り付け位置が微妙にずれていると指摘を受けたりするそうだ。この銭湯を言っている訳じゃないけど、何かの記事で読んだ話。うん、うん、なんだか非常に面白い話で、設計者と施行業者のやりとりがされている建築途中も思わず見学してしまいたくなる。『すみませ~ん、このトタンはここに取り付ければ良いですか?』と施行業者が聞くと『図面を良く見てくれないかな、もうちょっと右なんだよね』と設計者が言っていたりして。 |
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さて、朝から進水式でドーパミンドパドパの興奮であったのだが、直島でも家プロジェクトを楽しんで、安藤建築にワクワク。ガツンと濃密な一日を過ごしてしまった。特に直島のほうは、最初「企業の押し売りみたいなものなのかな」と思っていたのだけれど、そんなこともなく、かつアートの素人でも充分に楽しむことができる場所であった。いやぁ、マジで楽しい1日であった、企画した俺に乾杯。 |