鑑賞のススメ タイガー立石(埼玉県立近代美術館→うらわ美術館)(Jan-2022)
 
今年はクライミング記事から始められんかった…(腰痛が)。本当は1月2日に昭島ビレッジへと行くつもりだったのだけれど、12月上旬に軽いものを拾う際にピキっと…。痛みがなかなか治らずに迎えた年末に、立った姿勢の時に再び第2波がピキっと…。だもんで本当の寝正月を過ごしたのでした。スノボの企画にクライミングの企画とキャンセルですよ。腰に負担をかけない企画という事で、年明けに久々の埼玉県立近代美術館へと。こちらで、タイガー立石の作品がずらり、でしたよ。


余談:ちなみにで、ゴロゴロの寝正月で用意したのは、こちらの「サピエンス全史」。前々から気になっていて、11月に訪れた角川武蔵野ミュージアム で見かけて、こりゃ買うべきかなと。こちらは、漫画だけれども、読み応えあったわ~。長い長いサピエンスの歴史を大局的にとらえて納得の物語に仕上がっておりました。下巻は哲学的な思想も入ってきて難しかったけれど…。



 
さてとで、お出掛け日和の週末に、JR北浦和駅へと降り立ちました。美術館へと赴く前に、腹ごしらえをしなくては。こちらは駅前で見かけたコッペパン屋さん。学割ありますか。本日は目的のお店を決めているのでスルー(予約してないけど、大丈夫かしらん)。



ちなみに、こちらが北浦和駅前の様子。なんだか、地方都市へとやって来た感じなのでした。


  
狙っているお店へとテクテクする道すがら。そうか、そうか、浦和レッズの街でしたね。


  
おっと、こちらは高級食パンのお店ですよね。キラキラな感じと、このネーミング。スイーツ系のお店かと思ってしまう店構え。


 
駅からテクテク、やってきたのはcinq(サンク)なるカフェ。 人気がありそうで、予約もないのにやって来て、どうなるかなと思ったのだけれど…。やっぱりで、待つ人沢山居て1時間以上は待つとのことでした。後ろの予定もあるので、あきらめることに。さてと、途中見かけたお店のどこでお昼にしようかな…。



とりあえず、浦和のマンホールをパチリ。



久しぶりに、たこ焼きでも食べようかな。


 
店内で頂くことができました。普通のたこ焼きに、明太子マヨネーズのたこ焼きを注文。ふむ、お安く美味しい味わいですわ。当初予定していたカフェよりも、全然お安く済んでしまいました。お客さんも、ひっきりなしにやってくる人気のお店でしたよ。


  
たこ焼きを2人でシェアしたので、少々物足りなく、さっきのコッペパン屋でデザートパンを購入することにした。1つが300円弱と、さっきのたこ焼きプライスに慣れていたので、非常にお高く感じるのでした…。



コッペパンを携えて、美術館がある公園の方へと。公園デザートにしよっと。



駅の反対側に回って、美術館のある公園へと。



さっきのコッペパン屋さんは、#58というお店の様だなと。思わず2つ買ったんだけれども…(やべ、満腹中枢が働き始めている…)。卵サンドと苺サンド。


 
黒色のパンが、Book and Bed Tokyo Shinjukuにあったブラックトーストを思い出させるのでした。とりあえず、コッペパンを食べてお腹パンパンに…。食べ過ぎた…。


 
お腹パンパンになりながら、久しぶりにやって来ましたよ、埼玉県立近代美術館へと。前回訪問は2017年4月と大分前の事でした。入り口前においてある、こちらの石は、奈良にある酒船石であるかのような、ですよ。三つ目がとおるを思い出しちゃうね。


  
美術館では入館カードを書いて、訪問者をきちんと管理。


 
検温器も、大人用と子供用で準備されてましたよ(子供用は初めて見たよ)。


 
入館チケットはPayPayでも支払うことができるのでした。


 
で、荷物を入れようとロッカーに行くと、1つのロッカーが何やら奇妙なことに…。こりゃ、あの人の?作品なのか???



とりあえず、こちらに来たら(埼玉県立近代美術館)、デザイナーズチェアを確認しないとね。



アメンボみたいな椅子に、シンプルな椅子。



こちらはスペイシーな椅子に、あまり座り心地は良くなさそうにして、腰痛時には椅子から立ち上がりに緊張してしまいそうな腰掛け深い椅子なのでした。



さてとで、会場の2階へと。2階の椅子はどんなのかな。


 
と思ったら、2階には全然椅子は置いていなく(取り除かれていた)、タイガー立石の作品が撮影自由で置いてありました。


 
では、会場に行きますかね。一部の作品は撮影自由ですよっ。



こちらは撮影OKな絵。ポップな色使いでした。



暫く作品を観ていて、こちらのブースは再び撮影OKの作品。横長の画が展示されてました。「the 昭和」的な絵だね。


  
絵画と彫刻も撮影自由なのでした。



彫刻を入れて、バックの絵画とともにパノラマパチリ。



仁王立ちの人のシルエットがなんだか良く、再びパノラマ。


 
しかし、こちらの彫刻ってば、なんだかお墓を連想させられますわ。


と言う訳で、作品を観終えて終了~。タイガーだけに、やたらめったらと虎が出てくるのでした。これでもか!ですよ。漫画もあったりして、タイガー立石さんは、色々と手がけていたんですね。個人的には「明治百年」なる作品が印象的でした。とりあえず、突飛な想像力をお持ちの方ですわ。


 
荷物ロッカーへと。ロッカー室の入り口わきにはプレートが置いてあって、やっぱり宮島達男の作品でしたか。埼玉県立近代美術館よ、遊び心ある作品じゃないの。



作品を観歩いて疲れたので、どこかで座ってくつろぎたいなと。遠くに見えた、座り心地良さそうな椅子に近寄ってみたら作品なのでした…。がっくし、ゆったりソファでくつろぎたいわ~。


 
ちなみに、美術館の入り口にはモニターも設置されておりました。でも、調整中なんだね。


 
さてとで、本日はタイガー立石尽くしということで、美術館をはしご。次のうわら美術館へと行こうかなと。ふと階段のところを見上げると、なんとなんと、あんなところも作品の設置場所となっておりましたか。行くのが億劫になっていて、遠くからパチリ。


  
うらわ美術館への道すがら、マンホールをパチリ!色々あるね、浦和市!



ついでだから、側溝のモノも撮っておこっと(パチリ)。



 
うらわ美術館へと、到着~。こんな所にあるのねと。



ホテルが入った建物らしく、内装はこんな感じ。


  
気になるパンもあったけれど、今回はスルー。


  
エレベーターであがって、うらわ美術館へと。チケットはPayPay使うことできず、カード払いにしました。



ロッカーは数が少なく、空きロッカーはありませんでした…。もちろん、遊び心ある作品はなかったですよっ。このロッカー数で作品を置いていてら、「おいおい!」ですよね。



第2展示室から先に入ってしまったのだけれど、こちらの展示品も撮影OKとのこと。


  
さっきの彫刻がずら~っと。ほんに、これ、墓標になりそうだよ。



後ろもちゃんと作りこまれているのでした。


  
こちらも撮影OKの作品。ピカーッとネオンでした。磨かれている床に移る様子も良い感じですな。と言う訳で、うらわ美術館の展示では、漫画の作品数が多かったでした。そう言えば、「鬼瓦」という作品もあって、ワクワクしちゃったよ。



帰りは浦和駅より。駅前で、浦和うなこちゃんを発見。って知らんけど。鰻が盛んなんですかね。今調べたら、やなせたかし作とのことでした。


と言う訳で、年明け最初のお出かけは昭島ビレッジにあらず、埼玉県立美術館とうらわ美術館なのでした。美術館ってば、色々と歩き回って作品を観るから、足が疲れるよね。しかも、今回は歩いて美術館を移動したので、久しぶりの歩行数に疲労困憊なのでした。あ、いや、来るべくスノボのハイクアップに備えて体力作りをしないとなんだよな~。とまぁ、それはさておき、発想力豊かなタイガー立石の作品を色々と観たのでした。

思っていた以上に作品の幅が広く、漫画を描いていたり、企業の販促グッズとでも言うのはTシャツなんかも手がけていたりして、活躍していたんだなぁと。日本で軌道に乗り始めた頃に、渡欧して改めて活動をするなんて、チャレンジ精神旺盛ですよ。調べてみたら、『「環境を変えることこそが創作意欲を刺激する。ひとところへの安住・現状への満足は拒否」という立石のスタンスは、生涯最後まで貫かれたモットーであった』だったそうですよ。凄いわ~!