関西ツアー(和歌山・大阪・京都・滋賀):大阪編(2)(June-2023)
本日は、フンダルトワッサーによってデザインされた舞洲ごみ処理場(舞洲工場)へと赴く日。昨年に訪問できなかったので、今年こそはと、リベンジ企画です。


と思ったら、朝から豪雨なのでした…。屋根から勢いよく滴り落ちる雨…。



とりあえず、朝ごはんでも食べていたら、空模様が改善されるだろうと、朝食コーナーへと。色々あるぞ!



飲み物が前面・後面にボトルが用意されていて、「緑茶ライム」や「パインリンゴ」と、気になる組み合わせのミックスジュースがありますよと。色合いと言い、品揃えと言い、テンションが上がっちゃいますよ♪



和食も洋食もありますよと。ご飯は蛸飯!蛸は潤沢に、沢山入ってます!昨日のたこ焼きに続いて、美味しい蛸を堪能ですわ。



なにわの台所「木津市場」から取り寄せかな?野菜サラダも、色とりどりで用意されていました。



パンコーナーも勿論でありました。最初は和食を食べるので、こちらまでたどり着けるかな?(最初の和食でお腹いっぱいになってしまうかなぁ)



デザートもありますよと。



という事で、和食を少しずつ取ってモグモグと。その後は、パンとデザートを頂きました(パンとデザートに辿り着けた!)。ゆったりと落ち着きながら、美味しい朝食に大満足。



平日ゆえに、席は空き空きでしたよ。食事していると、少しずつ人が来て、皆朝食時間が遅いんだねと。ちなみに、席は案内されるので、自分で選ぶことできずでした(リクエストすれば大丈夫と思うけれど)。



朝食を食べ終えて戻ると、雨模様は大分小ぶりになり始めて、そろそろ止みそうだぞと(さすが、俺、晴男)。ごみ処理場は、午後の予約なので、それまで何をしようかなぁと。




部屋でダラダラしていると、雨が止んだので、出かけることにした。お出かけ先はOMO7近くにある、天王寺動物園。ホテルの近くにあるし、微妙な隙間時間としては、ここが適しているでしょうと。チェックアウトして、荷物を預け、いざ出発。OMO7には、こんな感じのセルフ荷物預け場所がありました。



テクテクやってきましたよ、天王寺動物園。



入園手続きを済ませてと。



入園して目に入った動物シルエットの、大きな窓が良い感じ。



両生類のコーナーへと。ワニが、やる気なく、ぷかぷかと(微動だにせず)。



むしろ、亀の方が、元気良く動いていましたよ。



こちらも、ぐったりとやる気なし的な。生きているのか死んでいるのかも、分からないわ~。



ワニとトカゲがぐったりと。トカゲは、ぺったんこしすぎて、抜け殻か?と思ってしまった程(写真だと、そんなにぺったんこに見えないが)。



両生類の館を出て、カバコーナーへと。お尻を向けて、休憩中。



こちらのレプリカを見て、カバの巨大っぷりを確認。良く出来たレプリカで、格好良いですわ。



サイ君も、お昼寝中。



サイも、レプリカを見て巨大っぷりを確認。子供が喜んで、跨ろうとする感じのレプリカですね。



ライオンもzzzでした。暑いし、日中帯はゴロゴロですね。



お次は鳥類のコーナーを散策しましたよ。



ムフロンなる動物だそうです。これが家畜化されて、ふさふさな毛を持つ羊になったんだってさ!通天閣をバックに、街中にある動物園が良いね。本日の動物の中で、一番凛々しい立ち居振る舞いでしたよ。



狼も昼寝中zzz。



レッサーパンダは、好奇心旺盛なのか、檻の中をウロウロと。見てる方からすると、可愛い様子が伺えてファンサービスですな。



トイレに行ってみました。豆知識のパネルがありましたよ。そして、子供用のトイレも完備!そんな年ごろの子供が多数来園するでしょうからね。



飲食店では、きりんドッグなるものが。気になりますわ~。シロクマはかき氷でなく、クレープでしたよ。ところで、昨日にあべのハルカスで見たロングホットドッグと、どちらが長いのかな?



お次は鳥類の館。外からも、その存在が良く見られる巨大鳥かごですね。



巨大鳥かごの中は、回廊になっていて、その回廊に隣接する形で良い感じの木が植えられている。なので、隣接する木にある巣の様子が良く見られる!



パチリ、パチリと少々興奮気味で撮影しちゃいましたよ。



奥へ進んでいくと、橋があり、両サイドの支柱には鳥が…。迎えられているのか、威嚇されているのか…。



睨まれているのかな…。ドキドキで橋を渡りましたよ。



水浴びする鳥たち。ってか、撮影に使っているpixel 6ってば、良い感じの画像仕上がり具合ですわ。昨日から食べ物写真とか色々と、綺麗に仕上がるなぁと思う事が多々ですよ。こりゃ、コンパクトデジカメでは分が悪いですわ。



こちらは、シロクマ。活発に動いてます。



レッサーパンダ以上の動きっぷりで、周りの子供たちも歓声を上げるほど。道具を使ったりと、元気良く動き回る。



こちらはペンギン。最近に水槽がリニューアルされたような綺麗さで、下からも覗けるよう、色々な工夫あり。



こんな感じでワイドで見られて、上の部分も見られる良い感じ。そういえば、サンシャイン水族館も、こんな感じの設計だったね(今はどこもこんな感じ?)。



お次は、アザラシの水槽!



ぐんぐんと勢い良く、泳ぎ回ってました。



こちら、遠めに見たら資材置き場と思っていた場所…。近寄ってみたら、資材置き場ではなく、チンパンジーのエリアでしたよ。



ウォーターサーバーが置かれてました。



お土産コーナー。キウイがクッション材にくるまれて、置いてありました。今まで見てきた動物が、可愛く商品化されていたら、ついつい欲しくなってしまいますね。子供から、「買って買って」攻撃が来ること、間違いなし。



こちらは、象さんのベビーカー。これは、子供も乗りたくなる!入園してすぐの場所においてある、象さんのベビーカーを見つつ、園を後にするのでした。象さんベビーカーのベアリングがどんなだか気になりましたよ(手押しする際の負荷が)。




思った以上に大満足だった天王寺動物園。お昼は、新今宮駅にあるお店で食べることにした。駅の利用で見かけるので、昨日から気になっていたんだよね。



お腹空き空きだったので、美味しいラーメンが(つけ麺?)、更に美味しい!サービスでご飯増量がOKと言われたけれど、それは無理、と普通盛りにしてもらいました。写真にないけれど、唐揚げも付いてましたよ(大満足)。



さてとで、お腹を満たしたので、予約している舞州工場なるフンダルトワッサーがデザインしたごみ焼却場へと!バスに乗っていきますよと。



特徴ある建物が見えてきたぞ!



到着しました。あれ?っと、あっちとこっちで、同じような建物があるけれど、どっちだっけ(汗)。最近、事前リサーチが不十分なものだから、現地にて戸惑う事多々ですよ。



曇り空なんだけれども、ちょうど一部だけ青空が出ていて、画になるごみ焼却場!時間に余裕があるので、少し遠回りしながら受け付け方面へとテクテク。



階段の突き当りが、また良い雰囲気!



2Fテラス的な所に出ました。後ろを振り向くと、もう1つのフンダルトワッサーがデザイン建物。



青空と金色が映える!



無駄にジグザグするスロープをテクテクと。



鏡に映るタワーをパチリ。



入り口です。怪しい洋館のような、そんな雰囲気。



入り口から、フンダルトワッサーワールドですな。



トイレは入り口だけデザインされていて、中は普通でした。そうこう、見学の時間がやってきましたよと。





案内の係員に引率されて、見学ツアーが開始されました。建物は、「自然界に直線は存在しないという思想に基づいて、出来るだけ直線が排除されている」 とのこと。確かに、あちこち、微妙に歪んでますわ。



少し広い空間はこんな感じになってます。子供が走って、鬼ごっこしたくなるような。



こちらは、舞洲工場の模型。



先ずは、会議室の方に通されました。



舞洲工場について、昭和なビデオでの解説が始まりましたよ。色々と施設紹介してくれるのだけれど、室内が暗くなって、疲労もあるので、zzzと…。



会議室の片隅には、フンダルトワッサーがデザインした用紙が額縁に入れられていましたよ。え?これが建物の設計書?なのでした。


これは、設計書と言うよりもイメージデザインだよね…。すると、隣からぽつり、『このイメージデザインから建物を実際に作った人が、評されるべきだよ』と。確かに、確かに。自分の中では、プロジェクトXばりに、『田中(仮称)は思った。これは設計書じゃない。イメージだ。俺たちが設計書を作り上げて建物を作らなければいけないんだ』と勝手にドラマが脳内放映されましたよ。

この1枚紙が、当時の値段で6,600万円だったそうですよ。この1枚が…。自分はもっと緻密な設計がされている設計書だと思っていましたよ。多分、建物の工事関係者も同じ気持ちで、この1枚紙を見せられた時には、驚き仰天だったでしょうね。いや、さすがにその辺は分かっていての、発注だったのかな?



こちらが、フンダルトワッサーさんのようです。ちなみに、フンダルトワッサーさんは、設計(デザイン)した、こちらの建物が完成する前に亡くなってしまったそうで、建物を見ることができなかったそうですよ。




会議室を出て、建物案内となりました。案内係員が、クレーン操作する人に声かけて、『クレーンを操作してくださ~い』と。



クレーンが動き出して、溜まっていたゴミを掴み取った!



クレーンが動いて、焼却炉の方へと…。



ゴミは、一気にでなく、適度な間隔で舞い落ちるように、徐々に爪が開かれて行きました。中で詰まってしまわないよう、分散してゴミを落としてあげているそうです。



見学テラスには、クレーンで使用されている爪が1つ置かれてました。こちら職員さんが作った紙製のレプリカだそうで、実物は1つ450kgだそうだけれど、レプリカゆえ軽いそうです(一部は鉄製みたいだけれど)。あとは、クレーン操作の運転席まで作られていたのでした(勿論、どのクレーンも動かないけれど)。



模型の中にランプが設置されていて、ゴミがどのように運ばれて処理されるのかを解説とともに、点滅して補助するのでした。



お次の場所は…。その前に、こちらの回廊には、世界各地のフンダルトワッサーデザインの町や建物写真がありました。あ、ここに行ってみたいよと思ったりする場所も。



こちらは、大阪の昔から今に至る、ごみの収集、運搬についての説明がありました。『昔はこんなコンクリートのゴミ箱が、街中にあったんだよ』と。




こちらは、ゴミ収集車が、街中で集めた車内のゴミを、焼却炉待機場所に放り込むところ。


そうそう、2012年11月には、墨田清掃工場を見学して、色々と説明を聞いたなぁと。あの時の知識が、蘇ってきて、ここはそう言う事だったねと思い出すのでした。しかし、あの時の訪問は、2012年だったのかぁ、と遠い昔の出来事に、少しびっくり。



お次の見学場所は…と。なんだか、不思議な世界に迷い込んだかのような、巨大な本に解説が書いてあったり。



こちらは、粗大ごみを扱うエリアでした。ゴルフバッグや自転車がガシッと掴まれてましたよ。



下では、粗大ごみとなる畳みやらマットやらを持ち運ぶ業者。足元のコンベアにポンポン投げ入れてました。




またまた、職員による手作り模型(?)。こちらは、ゴミの自動分別機を模しているようです。クレーンで見事キャッチすると…(そんなに簡単じゃない操作の様でした)。



ベルトコンベアから、それぞれの資源ごみに分かれて出てきましたよっ。良くもまぁ、こんなに立派なモノを作りますね!



こちらは、粗大ゴミを粉砕するカッターの刃にあたる部分。最初は角ばっていた端っこも、やがては丸みを帯びてくる過程が良く分かる。



こちらも粉砕カッターになるのだけれど、粉砕を続けて削れてくると体積が減っちゃうので、盛り付けをしてから研磨するそうですよ。



こちらは、メインとなる(?)、炉のエリア。特に熱を感じることはないけれど…。



燃やされたごみは灰となって、灰クレーンによりさらに次工程へと。




またまたまた出ました!手づくりによる(?)、体験コーナー。こちらは手で歯車を回すと電気が生じて、舞洲工場のシンボルを模したタワーのてっぺんにある電球が点くと言う仕組み。



こちらは手作り的なモノではなく、しっかりとした発電体験(多分業者に製作依頼したもの)。大き目のハンドルをグルグル勢いよく回すと、隣にあるケースの中の火に見立てたライトが点灯する仕組み。さっきの歯車と言い、子供が居たら、交代交代でいつまでもやっていそうだよ。



クイズコーナーもありました。タッチパネルで答えていく仕組み。



外に出ました。タワーにある縦の線は、焼却炉の炎を意味しているんだとか。以前の台風で、縦の線の一部が剥離してしまったのだが、その修理をするためには、フンダルトワッサー事務所にお伺いをして許可を取らないといけないんだとか(面倒!)。



フェイクの窓が沢山あり、また、1つ1つの窓は同じものが無いと言う。これも、自然界に同じものは存在しないと言う思想によるデザインだそうだ(生産性が悪い!)。



ゴミ運搬車がやってきました。行きと帰りで計量して、ゴミの重量を自動的に計算する仕組み。この辺は、さすがにフンダルトワッサーデザインされていませんでしたよ。



焼却設備の中央制御室。沢山の人が居ましたよ。画面に映る、各設備の稼働状況。



炉内の様子を見せてくれました。攪拌が上手くいっていない状態で焼却炉に投入されると、塊ができてしまって上手く燃やすことができないんだとか。その様子は、こちらのモニターでも良く視認できるとのこと。本日の攪拌状況はバッチリとのことでした(塊なく燃えている)。



という訳で、舞洲工場の見学終了~。こちらの見学は大人気で、今は日本人だけでなく海外の人も沢山くるんだとか。自分も予約をするときに平日の1コマしか空いておらず、何とか滑り込みで申し込んだ状況なのでした。


ちなみに、見学は無料で受け付けているのだけれど、工場側は見学受け入れのために係員を新たに雇い入れたり、結構なコストが生じているそうです。見学を有料にすれば良いのにと口にしたら、府の条例で出来ないのだとか。でも、そういった適合しない条例を改正するのが、議会で話し合うべきじゃないのかな、なんて思ったりするのでした。

余談ですが、以前に地元の選挙があり、投票の参考として議会の議事録で参照したのだけれど…。質疑応答で、「ですます」調の指摘を繰り返ししている人が居て、もっと本質的なことを話してほしいなと思うのでした。小学校じゃないんだし、「ですます」調も各自で事前にクリアしておいてほしいモノです。この人たちに任せていて(一部だろうけれど)、行政は大丈夫なのかしらん、でしたよ。




改めてで、舞洲工場の様子をパノラマでパチリ。



時間に余裕があったので、もう1つのフンダルトワッサーデザイン建物に行ってみることにした。



こちらは、舞洲スラッジセンターでした。こちらの見学はwebでは受け付けておらず、電話申し込みだけなんだそうだ(なんだ、そりゃ)。そのためか、あまり見学者がおらず、空いているんだとか。


もしかして、深謀遠慮で申込者が殺到しないように、受け付け方式を電話にしているのかな?そうすると、見学者対応で、余計なコストを抑えることができるからね。そうだとしたら、賢い!




舞洲スラッジセンターの建物に入ると、こんな感じのデザイン。



こちらは、トイレ内部もデザインされてましたよ。



建物内は、フェイクかと思うような多扉があちこちに。フェイクじゃなく、ちゃんと使えるような感じもしたけれど。



窓から望む、先ほどまで居た舞洲工場をパチリ。さてとで、こちらの建物は見学の電話予約をしていないので、案内付きの見学することできず(まぁ、その時間もないのだけれど)。



外を軽く散策して帰ることにした。今更だけど、ニキ・ド・サンファルってば、フンダルトワッサーからインスピレーション受けてるのかな? こちらの公園が、ちょっぴりそんな感じでした。



舞洲スラッジセンターを後にして、この後のバス移動が大変であった。混み混みのバスで、姿勢は斜めになるわ、段差のところに位置して足の置き場に困るわでした。変な姿勢で長時間、インナーマッスル鍛えられまくりな移動でした(ぐったり)。





さてとで、ぐったりしつつも親戚Bとの会食に向けて移動です。



お店にやって来ました。今度は、外で会食です。そうそう、昨日もハモが出てきたな。関西はハモが基本ですね。



次々と料理が出てきます。刺身を食べた時に、?と。知らなかったけれど、炙り醤油と言うのがあって、それにつけると普通の刺身が炙りを入れたの様な風味に。なるほど、美味しです。



次々と料理が出てくるも、それ程ガッツリボリュームではなかったので、完食です。『ご飯のお代わりは?』と聞かれたけれど、それは無理っす~。




無事に会食を終えて、本日は山科の山楽ホテルへと。そうそう、食事を終えて帰る時に、手土産でおにぎりを頂きました。明日の朝食を何か買わなきゃと思っていたので、とても助かった!



なかなかに長い一日となりました。朝に降り続いた雨は、昼前に止み、夜も一時雨が振ったけれども、移動中にやり過ごすことができたのでした。明日以降は、天候が回復傾向の様なので、移動も問題なさそうだぞと。さてとで、計画していた会食を昨日と今日で無事に終えることができました。本日は色々あって(特にバス移動)、身体が大分お疲れ状態。はやく風呂でサッパリして、寝よ~っと。